24年連続で増加中…!? 「児童虐待」が他人事でなくなっているリアルな理由 (2/2ページ)
そんな自分を「なぜ自分はダメな母親なのか」「なぜ自分だけが上手くやりくりできていないのか」と思い、自分を強く責めてしまうと、状況はさらに悪化してしまいます。
これまで我慢していた手が出てしまうことにもなりかねません。
ぜひ知っていただきたいのは、“あなただけではない”ということです。
あなただけができていないのではなく、どのママも、育児のどこかの過程では、エンドレスな鳴き声やどうにもならない育児に翻弄されているのです。
■虐待ストップに必要な「2つのこと」とは?
(1)思いをママ友や専門家に吐露する
もしわが子に手を上げそうになったら、その思いを他のママに吐露してほしいと思います。きっとその気持ちを理解してくれるママ友さんがいるはずです。ひとりではないのです。
しかし、まじめな方というのは、弱音を吐くのが苦手だったりします。“弱音=負け”のように感じてしまうからです。
どうしても、他のママたちに気持ちを吐けない場合は、プロに相談するのも手です。
育児の専門家であれば、話を聞いてくれるだけではなく、現状をどう改善していくかのプラス方向の対策も一緒に考えてくれます。
(2)「あきらめ」も時に大事
また、“虐待に至ってしまうか”、それとも“踏ん張れるか”は“あきらめ”がカギを握っていると思います。
子どもに対する要求が高くなると、当然ながら、思い通りにやってくれない子どもにイライラしたり、大声で叱ったりすることが増えてしまいます。
親は、ついわが子には大きな期待をかけてしまうものですが、残念ながら、親の思うようには運びません。その子にはその子の個性や感情があり、得手不得手があります。
「親の『こうすべき』『ああすべき』が通らないことが大半だ」という“あきらめ”こそ、ママの張りつめた気持ちをほどいてくれる緩和剤になってくれるのです。
いかがでしたか?
虐待は他人事ではありません。大事なのは、一人で思い詰めないことです。誰かに思いを聞いてもらうことで、必ずいい方向へ一歩進めます。
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※ altanaka、Tatyana Dzemileva、Lopolo / Shutterstock
【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ・・・専門家ライター。育児相談室『ポジカフェ』主宰。最新心理学を用いた叱り方メソッド、やる気アップ法、育児ストレス診断などが専門。著書に『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』など。