【海外出産奮闘記#2】「誰かのお母さん」になりつつある不安…。~夫とのアメリカ・マタニティライフ編~ (2/3ページ)
ジュースなのに、へんなの」と思い、そのまま通り過ぎようとしました。すると夫がふと足を止め、フフフと笑ったのです。そして私にこう言いました。
「見てこれ、まるでmicaみたいだね」と。 私は驚き呆れ、二の句を告げませんでした。
■不満ばかりの新婚生活
新婚生活は驚きの連続でした。全く赤の他人、異なる文化で育った2人が一緒に暮らすのですから、当然と言えば当然です。
しかし、実際に違いを目の当たりにすると、疑問と苛立ちで頭がいっぱいになります。
シャワーの後の毛の飛び散りに仰天し、箸をゆすいだ後もふきんで拭かず、びしょびしょのまま使う様を唖然と眺め、ジーンズが抜け殻のように脱ぎっぱなし、脱いだ靴下がテーブルの上に乗っているのを見て怒りに震える……。
私はいつしか、自分と彼との違い、イライラするポイントばかりを見つけていたように思います。
心躍る新婚生活は、いつのまにか私の“フキゲンな顔”に塗り替えられていました。
その事実を、サラリと突きつけられたと言うわけです。
■爆発のきっかけは「姑からの布おむつ」
ある日夫から「布おむつは赤ちゃんにいいんだって」という薄っぺらい情報とともに、布おむつの束を渡されました。姑が送ってくれたのです。
今でこそ自然派を自負する私ですが、当時は新米で知識は皆無です。
姑からの心遣いは若く未熟な私にとって、混じり気無く純度100%のプレッシャーとなり心に重くのしかかりました。
数日思い悩み、悩む私に全く気付いていない夫に向かって、「布おむつは気が重いなあ……」と呟きました。
気にしなくて良いよ、使わなくて良いよと言ってほしかったのです。しかし、夫はそうは言いませんでした。
「でも、いいことがあるんだってよ、あれも、これも」と言う風に、姑からの受け売りを悪気無く語り始めました。
私の不満は爆発しました。
■「誰かのお母さん」になりつつある自分。