【海外出産奮闘記#2】「誰かのお母さん」になりつつある不安…。~夫とのアメリカ・マタニティライフ編~ (3/3ページ)

It Mama

すぐそこにあった不安に、初めて気付いた瞬間

初めての海外生活、仕事をやめて自分の肩書きが無くなり、ただの「夫の奥さん」になったこと、娘だった自分が“誰かのお母さん”になりつつある事、数えきれないほどの不安が静かに降り積もる雪のように私の心を覆い尽くしていたその時、新しい事にチャレンジする意欲は、出てくるはずもなかったのです。

私は家を飛び出しました。涙が後から後から、とめどもなく溢れて止まりません。

大きなお腹を抱えて泣きながら歩いていると、お腹の中で赤ちゃんが落ち着きなく“うごめき”ました。

「ごめんよ、ちゃんとしたお母さんになんて、到底なれないよ……」と情けない気持ちで、お腹をなでながら臆面なく、「えーん、ひーん」と声を出して夕暮れのケンブリッジの街を歩き回っていました。

時は夏の終わり、これからやってくるボストンの冬を予感させる冷たい風が、時折私の頬をヒヤリとなでました。

■夫婦として、手をとって歩き出す私たち

どれくらいの時間歩き回っていたのか、気付くと夫が、足早にこちらへ歩いてくるのが見えました。

私の手を取って、「帰ろう」と一言。私たちは手を繋いで、家に向かって歩き始めました。私たちの歴史がスタートした、チャールズ川沿いのアパートに向かって。

私はまだ泣いていました。夫は「布おむつは使わなくていいよ、micaの好きにして良いんだよ」と言ってくれました。

許された安心感で、その夜は泥のように眠りにつきました。私たちは未熟な人間同士です。繰り返し間違え、そして繰り返し許し合って生きていく。

仲直りしたら、手を繋ぐ。それはその時から、10年経った今でも変わらない、夫と私の関係です。

★今回の教訓★

(1)アメリカは人種のサラダ・ボウル。「各民族系スーパー」は特色を抑えて賢く利用すべし。

(2)いつのまにか眉間に皺が刻まれていないか、妻は定期的にチェックすべし。(ふとした拍子に「フキゲン」と言われるかもしれません)

(3)男性諸君、“姑の受け売り的”態度は絶対に避けるべし。

(4)夫婦ゲンカのあとは必ず仲直りすべし。

次回は「実母到着!母の気遣いお産扱い編」をお届けします。

「海外出産奮闘記」第1回記事はこちらから!

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※ Africa Studio / NotarYES – Shutterstock

【著者略歴】

※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住のご機嫌妻アドバイザー。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。

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