就活を振り返って、1番大切だと思うポイントは? 社会人男女に聞いてみた!
6月1日の選考解禁から早くも2週間。就活生のなかにはすでに内定をもらったという学生もいるのではないでしょうか? 就活中はただひたすら、がむしゃらに走っている学生も多いもの。就活が終わってからでないと見えてこない部分も多いです。そこで今回は就活を経験した社会人の先輩に、就活について振り返ってもらい、一番大事だと思うポイントを教えてもらいました。
Q.就職活動を振り返ってみて一番大切だと思ったことを教えてください。
■自己分析の必要性
・自分の強みを理解すること(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・自分の長所を謙虚にならずに伝えるべきだった(27歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
日本人は自分を謙遜しすぎるとよく言われますが、大切なのは自己主張と謙遜のバランスです。面接時は謙遜しているだけでは自信のない人と捉えられてしまうこともあるため、自分の売りとなる長所を分析する必要があります。
■条件よりも熱意
・企業の知名度や給料、年間休日などの項目よりも、『自分がどんな仕事をしたいのか』を考えること(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・本当にやりたいことと向いていることは違うことがある。でも、失敗してもいいと思ってやる価値はある。気持ちさえあれば、できるようになるし向いてくる(23歳女性/商社・卸/事務系専門職)
就職先を選ぶ際、どうしても条件で企業を選びがちになりますが、その前にそれが本当に自分が望んでいることなのかどうかをもう一度考えてみましょう。どんなにいい待遇でもやりたくない仕事は苦痛でしかありません。
■根気と忍耐
・忍耐力。採用されない限り、無駄な労力を繰り返さないといけないから。忍耐力がものすごく要るから(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・あきらめないこと。妥協して楽な道に進んだら後で後悔すると思うので(25歳女性/学校・教育関連/その他)
一発で内定をもらえるのはごく少数です。何十社も受けて、それでもまた次も考えなければならないという事態もあり得なくはありません。内定をもらえなかったときは努力が水の泡になったと感じるかもしれませんが、確実に経験として蓄積されていきます。
■就職はゴールではない
・就職することが全てではなかった(28歳女性/情報・IT/営業職)
・就活なんてするもんじゃない。自分のペースでやればいいと思った(27歳女性/小売店/販売職・サービス系)
みんなが就活しているから……となんとなく就活を始めた人も多いでしょう。ですが、就活で内定をもらったからと言ってそれがゴールというわけではありません。それが果たして自分にベストなタイミングなのか、根本から考えてみるのもいいでしょう。
就職難の時代になってから就職活動は激化するばかりですが、内定をもらい就職したからといって自分の人生のすべてが決まるわけではありません。大切なのは、これから先、仕事を通して自分がどう生きていくか。一時の感情に振り回されることなく、しっかりと自分の進路を見つめてみたほうがいいかもしれませんね。
文・ファナティック
学生の窓口調べ
調査日時:2015年4月12日~4月20日
調査対象:マイナビウーマン会員
調査人数:社会人男女488名