【プロ野球】地味な変則投手の中日・バルデスはなぜ援護に恵まれぬ? (2/2ページ)
■ゆったりとした立ち投げは犬飼小次郎を思わせる!
そんなバルデスの地味な変則投法の特長は、立ったまま投げること。普通、どんなピッチャーでも、リリースに合わせて上体がキャッチャー側に倒れ込んでいくものだが、バルデスはスリークオーター気味の立ち投げのような感じで、体がまったく前に倒れ込まないのだ。しかも、ゆったりしている。ものすごく極端に言うと『ドカベン』土佐丸高校の犬飼小次郎のキャッチボール投法に近い(小次郎のようにスローボールを投げるわけではないが…)。
球種はストレートに、スライダーとチェンジアップ。これをテンポよく織り交ぜて投げ込んでくる。そして、コントロールも悪くない。緩急を上手く使いながら、(おそらく)150キロにも見える130キロそこそこのストレートで三振を取るシーンは痛快だ。
■荒木雅博と同い年でも中4日OK
ちなみにバルデスは、中日のチームメイトでは荒木雅博と同じ38歳。投手陣では岩瀬仁紀に次ぐベテランだ。それでも本人は「中4日でもいける」と豪語しているというから、頼もしいことこの上ない。
今季はビシエドが加入し、得点力がアップしている中日打線。ジミヘンで頑張っているバルデスの援護をぜひともお願いしたいものだ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)