目指すはべビメタ?YOSHIKIプロデュース「Lady's X」が閑古鳥の惨状 (2/2ページ)
その一方でYOSHIKIは19日現在、SNSで「Lady's X」について一切触れていない。
某動画共有サイトの有料チャンネルでは、ファンから受けた「『Lady's X』なんてやめてほしい」という声に対して、「皆勘違いしているなあ。ぼくはプロデュースをお願いされているだけ。だからXの曲はやらない。でもやるからには成功させたい。もちろん『X JAPAN』は最優先事項」と発言し、「自身発の企画でない」「『X JAPAN』と『Lady's X』はあくまで別物」などと主張した模様。
YOSHIKIのこうしたコメントや「居住不問但し、東京を拠点に全国での活動が可能な方」という応募資格を受け、ファンの間では電通やフジテレビなど国内企業が発案したのではないかという憶測が出ている。
「オーディション関連番組といえば、過去に『ASAYAN』(テレビ東京系)や『ガチンコ!』(TBS系)、『マネーの虎』(日本テレビ系)が放送されて一世を風靡しました。いずれの番組もキナ臭いウワサや凋落っぷりが話題になりました。今回の『Lady's X』に関してYOSHIKIは、言動を見るかぎり『仕事の依頼を受けただけ』というスタンスのようです。じゃあ一体どこがYOSHIKIに依頼したのか。公式サイトではYOSHIKI本人のマネジメント会社「Japan Music Agency」やオーディションを請け負う「Starbank(スターバンク)」のみ矢面に立つだけで、実態は闇の中です。ただ“虎の威を借る狐”体質の組織となれば、企画の出どころはいくつかに絞られてくるでしょう」(前出・関係者)
ただ悲しいことに、今回のプロジェクトを取り上げたメディアは、今のところフジ関連を除けば数媒体のみで、大手マスコミからほとんど相手にされていない。閑古鳥が鳴くなんとも淋しい状況だ。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。