産婦人科医に聞く! 女性ホルモンが「多い女性」と「少ない女性」のちがいとは (3/4ページ)

マイナビウーマン

この2つが正常に分泌されていると、受精卵が着床しやすい環境が子宮の中に作り上げられるのです。 ◆一般的に「女性ホルモンが多い人」は存在しない!?

女性の体における女性ホルモンの分泌量は、正常であれば一定に保たれています。したがって、女性ホルモンが過剰に増えるということは、医学的な行為を施さなければ、一般的にはあり得ません。この“医学的ケース”とは、体外受精で卵子を育てるために女性ホルモンを注射するなどの場合。それが何もしない自然状態で増えるということは、まず考えにくいです。

たとえば、みなさんの意見にあった「女性ホルモンが多い人は胸が発達している」という話ですが、生理前に胸が張ったり、妊娠により一時的に乳腺が発達してサイズが増えたりということはあるかと思いますが、もともとの遺伝などによる“個体差の問題が大きい”と言えるでしょう。欧米の女性と日本の女性では、体型にちがいがありますよね。

したがって、「女性ホルモンが多いのか、少ないのか」ではなく、「正常なのか、少ないのか」という議論になってくると思います。ということで、さまざまな原因によって「女性ホルモンが少ない人」は存在すると言えるでしょう。

◆「女性ホルモンが少ない人」の特徴とは?

一般的に言われているのは、「無月経」ですね。もちろん、無月経になってしまう原因はさまざまあるので、一概に「女性ホルモンが少ない人=無月経」と言い切れるわけではありませんが、ひとつの可能性ではあります。あとは、激しいストレスを抱えている人。そして、体重の増減が激しい人も考えられますね。

女性ホルモンが少なくなってしまう主な原因としては、「急激な痩せ」「喫煙」「染色体の異常」などが挙げられます。特に、激しいダイエットをしているとき、体が飢餓状態になると脳の部分に障害が起こってしまい、卵巣へ正しい指示が行かずに生理が止まってしまう例があります。生理が止まっている状態は、女性ホルモンの分泌が悪くなってしまっているということです。また、喫煙をしている女性は、平均して閉経が2年ほど早くなってしまうという報告も。ということで、喫煙自体が卵巣へ悪影響を与えていると言えるでしょう。

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