めざせ“空間図形マスター”!算数・数学が得意になる「積み木の効果的な遊び方」3つ
“知育玩具”としておなじみの「積み木」。
筆者が数学が得意な中学生に、小さい頃楽しかった遊びを尋ねると、パズルやブロックと並んで“積み木”と答える子どもが多いものです。
子どもの想像力や図形の認知力を高める「積み木との付き合い方」、実践しませんか?
■積み木は「空間図形」の力を育む
「どうしたら崩れないように高く積み上げられるかな?」「この形、後ろから見たらどうなるんだろう?」「こうやって組み合わせると面白い形になる!」
こんなふうに、形や組み合わせの変化を“実際に触って”体感した子どもは、空間図形の問題が得意になります。
たとえば、立体を切り開いた形や、図として表されていない裏側などの“目に見えない部分”は、自分の頭で想像するしかありませんよね。
そのときに実際に手で触って、作って、体感したことのある子どもは「やったことあるから知っているよ」と当たり前のように納得できます。
立体の感覚をつかむには、立体で遊ぶのが1番です。
■積み木の「効果的な遊び方」3つ
(1)とにかく「好きな形」をたくさんつくってみる
好きこそ物の上手なれ。
子どもは楽しければ「プロをうならせるほどの実力」をつけていくものです。
まずは、自由につくり、自由に楽しませてあげましょう。「積み木が大好き!」になったところから、学びが始まります。
(2)できあがったものを「あらゆる角度」から見てみる
子どもが自由に形を作ることを楽しみ始めたら、今度は「うわ~こっちから見た形も面白い!」と“あらゆる角度”から見ることに興味をもたせてあげましょう。
見る方向による見えかたの違いや、見える面の数の違いを学ぶことができます。
また、見えないところにも支えている積み木があることを認識できるようになると、形を見ただけで“いくつの積み木”が使われているのかをつかめるようになります。
(3)お題を出して「できるだけ早く」作らせてみる
自在に好きな形を作れるようになったら、ママが作った形を「どれだけ早く再現できるか」ゲームをすると、より“図形の感覚”をつかめるようになります。
目の前の立体を再現するためには、一方向から見た形だけでなく、見えない部分にも注目する必要があります。
ここまでできるようになると、“空間図形のセンス”がグングン身についていきますよ。
■「積み木大好き!」にすることが成功のコツ
自分の頭で考えることで、理解や習得が深まる能力は、納得できるまで考え続けることで身についていきます。
“空間図形の力”を高めるには、立体と仲良くなり、大好きになることが大切。
舐め回すくらい気に入り、暇さえあれば触っている状態になれば、「“空間図形マスター”への道」が開けます。
まずは積み木を楽しむところから、始めていきましょう。
【画像】
※ Inara Prusakova、grafvision / Shutterstock
【筆者略歴】
※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。【保有資格】小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト