えっ、ウチの子病気なの!? 新生児に多い「黄疸」の治療期間と方法 (2/3ページ)
1番リスクが高いのはママがRhマイナスで、赤ちゃんがRhプラスのときです。この場合は妊娠中から特別な管理が必要になってきます。
(5)胆道閉鎖症
まれですが、胆道閉鎖症、溶血性貧血、新生児肝炎症候群など病的な原因で黄疸が起こっている場合があります。
母子手帳に赤ちゃんのうんちの色をチェックするカードがあります。生後4ヶ月頃までは、うんちの色を注意深く観察しましょう。
便が白い場合は、胆道閉鎖症などの病気の可能性があるため、一日も早く小児科を受診しましょう。生後2週を過ぎても皮膚や白目が黄色い場合、おしっこが濃い黄色の場合にも、すぐに小児科を受診しましょう。
■黄疸の治療法
黄疸の治療に用いられる光線療法は、光の働きで間接ビリルビンを水溶性に変える方法です。
光線療法によって、最近は核黄疸はほとんど起こらなくなりました。光線療法でビリルビンの値が下がらない場合は、交換輸血が必要になります。
赤ちゃんの黄疸の治療が必要になると、ママと退院の時期がずれることがあります。
■新生児黄疸の原因は?
前述の「新生児黄疸」は日本人の赤ちゃんにはよく見られる状態です。原因は大人とは異なるので、ぜひ詳しく知っておきましょう。
(1)お腹の中から外の世界へと劇的な変化
お腹の中にいるとき、赤ちゃんは胎盤を通じてママから酸素をもらっています。酸素を運ぶのは、赤血球の中に含まれるヘモグロビンです。胎内では酸素の少ない環境に適応しており、赤ちゃんの体内では赤血球がたくさん循環しています。
(2)胎児型から成人型の「ヘモグロビン」をもつ赤血球へ
生まれてからは、自分で肺呼吸をして酸素を取り入れます。そのため、胎児型の赤血球は要らなくなり、壊れて成人型ヘモグロビン(ヘモグロビンA)をもった赤血球がつくられます。
(3)ビリルビンができて体の外に出ていく
赤血球がこわれると、ビリルビン(黄色色素)ができます。ビリルビンは肝臓で水溶性になり、胆汁と一緒に小腸、大腸を通って体の外に出ます。ウンチが黄色く見えるのも、この色素のせいなのです。