【プロ野球】久々の超変則投手!西武・中崎雄太が持つ”広島との縁” (2/2ページ)
■交流戦で、縁のある広島と対戦
中崎の広島との縁はふたつ。ひとつは、広島のクローザーとして君臨する中崎翔太が実弟であること。学年では2つ下の翔太も、同じ日南学園高出身だが、弟はドラフト6位入団だった。
そして、もうひとつが西武の2軍コーチが元広島の清川栄治であること。清川コーチといえば、まさに変則左腕の代名詞のような投手で、アラフォー以上の野球ファンにはなじみ深い。清川コーチ自身がプロ入り後に出番を求めてサイドスローに転向し、また実績を残したこともあって、コーチを歴任した古巣の広島やオリックスでも、「サイド化」の手助けをした投手は多い。
■弟と頂上決戦での対決を目指す
中崎の目標のひとつに、「弟と日本シリーズで投げ合いたい」というのがあるという。6月15、16日は交流戦の広島戦で登板。いずれもほぼ試合が決している場面での出番だったので、兄弟対決は実現しなかった。じらされるほど到達したときの喜びが大きいのは世の常でもある。これは来たるべき時を待ちたい。
まだ、サイド転向から3カ月あまり。逆に言えば、3カ月でこのレベルまで持ってこられたのだから、中崎のピッチングには、まだまだブラッシュアップの余地はあるはず。マンガ『ONE PIECE』の友情ストーリーに涙するという中崎雄太。6月18日には2軍落ちとなってしまったが、「変則王」になれるかどうか、今後も注目だ!
文=藤山剣(ふじやま・けん)