AIに代替されない!2017年に需要が急増する職業トップ10
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テクノロジーの発展によって新しい仕事が生まれる反面、消えていく仕事もあります。
人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』の調査では、76%の転職コンサルタントが、10~20年以内にAI(人工知能)に代替される業務があると回答。これから転職を考えている人ならば、将来性のある職業に就きたいと思うのではないでしょうか。
そこで今回は、海外の情報サイト『Cheat Sheet』から、2017年に需要が増える職業をご紹介します。英語圏での平均年収とともに見ていきましょう。
■1:風力タービン技術者(平均年収533万円)
アメリカで風力産業はさらに成長する見通しのため、風力タービンを設置、修理する技師が必要となります。一般的に、大卒であれば応募できます。2015年の平均年収は、533万円でした。
■2:作業療法助手(平均年収569万円)
作業療法士は、患者が日常生活を送る上で必要な機能を回復できるように、リハビリ治療を行う仕事。その助手は、治療を施すサポートをします。
作業療法助手になるには準学士以上が必要となり、資格が求められる場合もあります。2015年の平均年収は569万円、または平均時給2,700円です。
■3:理学療法助手(平均年収448万円)
理学療法助手は、理学療法士とともに働き、患者が怪我や病気から回復することをサポートします。ただし給料は作業療法助手よりも低く、平均年収は448万円、または平均時給2,100円となっています。
■4:在宅介護者(平均年収228万円)
病気の人や身体障害者、あるいは機能障害の人をサポートする仕事。おもに手伝いが必要な高齢者を相手に患者の自宅やグループホーム、デイサービスなどで働きます。
平均年収は228万円、または平均時給1,100円と低いものの、38%の雇用成長が見込まれています。学歴は関係ありませんが、短期間の研修を受けることになります。
■5:看護麻酔師&ナース・プラクティショナー(平均年収1,094万円)
アメリカでは、麻酔業務が行える看護師がいます。またナース・プラクティショナーとは、外来診療や処方を行うことが認められた看護師のこと。
これらの平均年収は1,094万円、または平均時給5,200円と、十分な給料がもらえます。仕事に就くには、修士号が必須となります。
■6:理学療法士(平均年収877万円)
怪我や病気が原因で、不自由になっている患者の基本的な動作能力が回復するよう支援する仕事。
動作の専門家である理学療法士の職は、博士号か専門学位が求められますが、34%の雇用成長が見込まれています。2015年の平均年収は877万円、平均時給が4,200円でした。
■7:統計士(平均年収836万円)
統計分析と手法を用いてデータを調べ、問題を解決する仕事。統計士の職は34%の雇用成長が見込まれており、平均年収は836万円です。
またさまざまな分野、場所で働くことが可能で、2014年のデータでは、約15%が連邦政府、14%が科学研究や開発サービス、13%が金融や保険で働いています。
■8:オペレーションズリサーチアナリスト(平均年収821万円)
この仕事は、大量の分析と数学を要します。数学的、分析的手法を用いて、組織が問題に取り組み、解決することに取り組むのです。
2015年の平均年収は821万円で、30%の雇用成長が見込まれています。多くの場合、オフィスでフルタイム勤務となります。
■9:個人財務アドバイザー(平均年収931万円)
人々がお金に関して賢い選択ができるように、アドバイスをする仕事です。
この職に就くためには、学士号が必要となり、長期間のOJT(日常の実務をこなしながら行う訓練)を通じて仕事を学んでいく場合が多いそうです。2015年の平均年収は931万円、または平均時給4,400円でした。
■10:遺伝カウンセラー(平均年収753万円)
個人や家族に対して、遺伝性疾患のリスクを把握し、情報の提供と助言を行う仕事。医療機関のチームにも情報提供を行います。
2015年の平均年収は753万円、平均時給は3,600円でした。自分の会社、病院や診療所などで働きます。
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医療や介護分野の仕事には、雇用拡大が見込まれるようですね。
なかには資格取得が必要な職もありますが、いまとは違った業種への転職も視野に入れている人は、収入面だけでなく、将来性にも注目して職選びをしてみてはいかがでしょうか。
(文/椎名恵麻)
【参考】
※10 Jobs That Will Be Hiring Like Crazy in 2017-Cheat Sheet
※AIに代替される可能性が高い業務は「一般事務」「経理」「コールセンター」。一方、AIに代替されにくい業務とは…?-エン・ジャパン株式会社