「重たい、暑苦しい…」夏の黒髪もかろやかに!OL女子・爽やかカット術
だんだんと薄着になり、夏の足音を感じられる季節になってきました。それにともない、ヘアを明るい色に変えたいと思う女性も多くなってきたのではないでしょうか。
学生時代は自由に変えることができたヘアスタイルも、今ではオフィスコードが厳しく、明るい色にできない……なんて、もどかしい思いを抱えている女性もいるはず。ダークカラーでも何とか夏っぽさを出したい! 働く女性たちのそんなお悩みを「air-GINZA」のスタイリスト・榛葉 登志記(しんば としふみ)さんにぶつけてきました。
さらに今回は、暗めのヘアカラーの女性にも似合う2016年夏トレンドコーデもあわせてご紹介しますよ!
オフィス仕様の暗めのヘアをサマーチェンジしよう!
「シルエットが全体的に重めのものが今年のトレンドなのですが、ダークカラーでそれをしてしまうと、やはり夏らしい軽やかさは出ません。ですから、上手くトレンドを取り入れつつ、髪色に合わせたカットをする必要があります」
カラーがダメならカットで実現!
というわけで、夏前に必見のダークカラーの髪を「カットだけ」で爽やかに魅せる方法を榛葉さんに教えていただきました。
こちらが今回のお悩みを抱えている女性のbefore。オフィスコードが厳しいと、きれいめだけれど重い印象を与えてしまう髪型になりがちですよね。
実際、全体的にレイヤー(段)が少なく、重めのシルエットになっています。榛葉さんがおっしゃるとおり、のぺっとした動きのないスタイルになってしまうのは否めません。
「印象を変えるには、顔まわりのスタイルがとくに重要です。前やサイドなどハチ(頭の骨の出っ張っている部分)周辺にのみ軽めにレイヤーを入れたスタイルが今年のおすすめ。トレンド感を残しながらも軽やかさ、爽やかさもプラスできます」
顔まわりに軽さを入れていきます。
仕上げにコテで毛先をワンカールさせ、無造作に動くようなスタイリングにするとグット!
軽やかで動きのあるヘアに大変身!
仕上がりがこちら! 後ろの毛先は重さを残したオシャレなスタイルに。
横から見たときにも無造作な動きがあり素敵。隙のある毛束がこなれていますよね。
長さ自体を大きく変えなくても、ちょっとしたカットで夏っぽく仕上げることができました!
黒髪がキレイに見える2016年トレンド夏コーデ
さてここからはファッションスタイリストである私が今年オススメする、2016年ダークカラー女子の夏ファッションです。
まずは鉄則。ダークカラーのヘアの女性はトップスに必ず明るめの色を入れてコーディネートしましょう。
Photo by MIKORU
たとえボトムスは濃い色でも、顔まわりに明るい色味を持ってくることでヘアとのコントラストをつけることができます。すると見違えるほど印象が引き締まり、こなれた感じになるんですよ。
王道のホワイトのほか、明るめのベージュやグレー、パステルカラーもオススメ!
Photo by MIKORU
さらに軽やかに涼しげに見せたい人は、全身を明るめの色でコーディネートしてあげるといいでしょう。
明るめのボトムスはハードルが高いと感じるかもしれませんが、ピタッとしたスキニータイプを避け、ワイドなボトムスを選ぶと身体のラインを拾わないので、かんたんに着こなすことができます。
オフィスコードが厳しく、暗いヘアカラーの女性でも、工夫次第で軽やかで涼しげなスタイルをつくることは可能です!
ヘアスタイルもファッションも夏仕様に変えて、もうすぐ訪れる楽しい季節をオシャレに明るく過ごしましょうね。
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Instagram(榛葉 登志記)
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※取材協力: air-GINZA
Photo by GOTA