セクシーアイドルと事件について(私の経験から):瀬名あゆむ連載49 (4/6ページ)

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 何度も書かせてもらっていまが私は「単体女優」としてデビューし、4本出演したあとに一度引退してから半年後に「企画単体女優」で再デビューしています。最初の単体の頃は、なんだろう、もうひとつAV業界が肌にあわなくて自然消滅的やめてしまった。けれど再デビュー後はかなり自由に女優仕事がやれたことで途端に楽しくなり、その後5年間も続けることになるんです。
 AV女優さんのお仕事ってね、DVD作品出演だけじゃないんですよ。そのDVDが発売されたら全国のショップさんを周っての販売促進サイン会ツアーも慣行しちゃいます。さらにそれこそ葵つかさちゃんの『恵比寿マスカッツ』が代表的ですけれど、アイドルグループを結成してCDを発表したりライブ活動をしたりもします。私だってね、『D-Angelsディ・エンジェルス』というユニットでアニメ・ユーロビートの曲を歌って踊ってたりしてたんですよ。えへへ。

 そして私がとくに大好きだったのが「個人撮影会モデル」の仕事。
 これは撮影スタジオでお客様と1対1で撮影会をするというお仕事です。基本的に撮影1回40分間が1コマで、1日に8コマの撮影会をやらせてもらうこともありました。それこそ朝から晩まで様々なお客様と1対1で接するわけですから、ハードといえばハードなんですけれど、それでも私はすごく楽しかったなぁ。
 きれいに写真を撮ってもらえることも嬉しかったし、お客様といろいろおしゃべりしながらリラックスして撮影するのも楽しい。もしかしたら、AV女優時代で一番喜んでやっていた仕事だったかもですね。
 それにAVのコでね、撮影会好きってコ、実は案外多いんですよ。やっぱり女の子って写真撮ってもらうの大好きなんです。私もだけど「カメラのシャッター音、好き」ってコ、かなり多いです。

 耳かきギャルをやり、ガールバーをやり、AV女優をやってがわかったことは、「あ~私って、お客様やファンのみんなの笑顔と接するのが本当に好きだったんだな」ってことです。
 それでね、私だけじゃなく、今そういうお仕事に就いてる女の子たちの多くもそうだと思うんです。お客様やファンの方々の笑顔が基本的に好きだから、やっている。

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