抗がん剤として期待される新たな成分は、貝から発見された (2/2ページ)
source:https://www.youtube.com/watch?v=Job038QUTjI
なかでも結腸直腸がん、前立腺がん、そして乳がんには、そのがん細胞の骨格に作用し、細胞分裂を妨げることで、特に高い効果を示したという。
■ 実用化には5〜10年か
現在ペロー博士のチームが行っているのは、この成分を用いた薬を安全に活用するための研究だ。たとえば、N-alkylisatins小さな脂質をもとに作った小さい粒子に収めることで、無毒にし、安全に注射できるようにするといった内容のものだ。
「私たちは、現在、乳がんに対して、この分子がどのように使えるかを研究中です」とペロー博士はいう。
「将来的には、この抗がん剤は、最初の化学療法に行き詰まったときに使う治療法として、あるいは、がん細胞が抗がん剤への耐性を持つことを防ぐために、さまざまな抗がん剤と組み合わせて使われるようになるでしょう」
現在は、臨床前の試験段階にあるこの抗がん剤だが、実用化にはまだ5年から10年はかかるだろうとペロー博士はいう。
当サイトでもしばしば紹介しているが、ここ数年、ナノ技術や遺伝子技術の進歩によって、がん治療の研究は急速に進んでいるように思える。もちろん医療技術には安全性が求められるので、すぐに実用化には至らないものも多いが、そう遠くない将来、人間はがんを克服するのではないだろうか。
そうなるとまた寿命は延び、社会構成も変わっていくことになるかもしれない。
【参考・画像・動画】
※ UNIVERSITY OF WOLLLONGONG AUSTRALIA
【動画】
※ Sea snail chemical proving a potent cancer killer -YouTube