“自分”の世界を広げる「煎茶」の魅力を現代の若者へ伝える、島村満穂さん《後編》
今週のB!Storyは先週に引き続き煎茶道三癸亭賣茶流(さんきていばいさりゅう) 3代目家元生まれの島村満穂さん。前編では様々な経験を経て煎茶を世に広めるまでに至った経緯を語って頂きましたが後編では実際に島村さんが展開している事業についてインタビュー。世界に一つだけのMY茶器プロデュースや異業種とのコラボレッスンなどイマドキの女性たちが楽しめる煎茶道を教えて頂きました♪
家元の広報活動だけに留まらず、ご自分でも新しい事業を進めているのだとか? 満穂 テーブルで行う点前をお伝えする煎茶教室「MY SENCHA SALON」では和菓子教室とのコラボレッスンを開催している他、オリジナルの茶器「MY CHAKI」のプロデュースや煎茶のケータリング事業「Catering Sencha」を展開しています。流派が大切にする「いつでも、どこでも、だれでも出来る煎茶道」をもとに現代風にアレンジされた日常で実践しやすい点前の普及に努めているのですが、他業種と共同で進めているコラボレッスンがとても評判がよくて。一度参加をしてくれた方がリピートでプライベートレッスンに来てくれるようになりました。20〜30代の女性が多いので若い方に煎茶の魅力を感じてもらえることは嬉しいですね。 コラボレッスンではどんなことをされたのでしょうか? 満穂 最近コラボレーションさせて頂いたのは「ツイード着物」です。ツイード柄の茶器を作ったことをきっかけにツイード着物のデザイナーさんをご紹介頂き、コラボレーションが実現しました。新緑をイメージしたツイードの和菓子作りは見た目も可愛くて好評でしたよ。ツイードの着物を着て、参加してくださった方と共にフレンチ薬膳を頂くなど、心地よい空間作りをモットーにおもてなしをさせて頂きました。こういった外部とのコラボレッスンは他の煎茶道の先生方にも影響を与えられるので新しい広報活動の一つだと感じています。また、同じ家元である他の先生たちに煎茶に興味を持たれた方をご紹介することができるので自分たちの流派を活性化させることにも・・・。頑張って煎茶を学んでくれた生徒には「習い事」で終わらないよう「一緒に何かをする」ことを大切にしています。それが若い人にとってチャンスを与えることとなるし、就職活動にも役立てもらえる・・・そんなことを繰り返しているとやりたいことがどんどん増えてくるんです。現在、学生と社会人のインターンが(合わせて)7名ほど在籍しています。イベントの進行や商品企画など学生では体験できないことを経験して自分の力にしてもらえれば幸いです。 島村さんがプロデュースされている世界に一つだけのオリジナル茶器ブランド「MY CHAKI」の魅力を教えてください。 満穂 煎茶道はとても自由で広げようと思えばいくらでも自分の好きなモノと組み合わせることができます。使用する器も決まったモノはなくてお好みのもので大丈夫。その時に頂く和菓子に合わせてテーマを考え、お花やアートを入れてテーブルコーディネートをするととっても幸せな気分になるんです。だから茶器作りもとっても自由。有田焼や清水焼のような高価なものも素敵ですが、好きな柄の茶器をお手頃価格で、しかもオリジナルで作れるところがMY CHAKIの魅力。自分で絵柄を描くことはもちろん、好きな柄を見つけて転写をする・・・など自分の感性を存分に発揮することができます。 自分だけの唯一というものはいつの時代も心惹かれますよね。これから先、挑戦してみたいこと、考えていることはありますか? 満穂 常に新しいことを発信する立場でありたいと思います。「こういうイベントに参加してみたい」と思ってもらえるように私自身も他業種のイベントに参加することも。面白かったのは東京オリンピックの建築家・隈研吾さんの講演会。日本教育や建築の在り方についてお話しをしてくださったのですが、話し方がとても上手!サラリと話しているのに心に響くような言葉で伝えるところは流石だなと思いました。それから密かに考えているのが「煎茶ガール」。まだまだ企画段階ですが、東京ドームで煎茶を売ろう!など、皆でアイディアを出し合っているところです。インターン生の活躍する場を与えて学生支援に貢献ができるようなことに力を入れていきたいですね。 プライベートについてもお聞きしたいと思うのですが、最近の楽しみは? 満穂 旅行が大好きなので山登りです(笑)。「もののけ姫」でお馴染みの屋久島にずっと行きたくて。写真を見ただけでもとても幻想的な場所ですよね。縄文杉をこの目で見て見たい!と思っていて・・・。今年5月にやっと屋久島旅行が実現しました。それから着物の国家資格を取ろうと考えています。お茶とも縁が深いですし、着物を選んでコーディネートをすることが好きなので着付けの資格があるとより仕事の幅も広がるかなと考えています。表参道にある「MY SENCHA SALON」の有効活用として、今後は日本を訪れた外国人にも煎茶の楽しさを伝えたいと島村満穂さん。コラボレッスンや学生支援など煎茶を通して「人」との繋がりを育もうという活動に今後も注目です。
MY SENCHA SALON OMOTESANDO
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-8-6
メープルハウスC-1
MY SENCHA SALON:http://www.my-sencha-salon.com/
煎茶道三癸亭賣茶流:http://www.senchadou.com/about.html
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