大コケ必至?鈴木保奈美主演ドラマに見る”フジテレビの時代錯誤”

デイリーニュースオンライン

「東京ラブストーリー DVD」より
「東京ラブストーリー DVD」より

 8月13日から鈴木保奈美(49)主演の新土曜ドラマ『ノンママ白書』(フジテレビ系)がスタートすることが発表された。鈴木保奈美が連続ドラマで主演を務めるのは、1998年の『ニュースの女』(同)以来18年ぶり。しかし、放送前にもかかわらず、業界内では「大コケは目に見えている」と厳しい声が上がっているという。

■トレンディ路線を貫くフジテレビは時代錯誤!?

 同ドラマは、子どもを持たない「ノンママ」のアラフィフ女性の人生を描いたストーリー。鈴木保奈美は、バツイチで子どもがいないキャリアウーマン・玲子として、勤務先の広告代理店や世間で奮闘する姿を演じる。共演も俳優・高橋克典(51)や女優・菊池桃子(48)と、アラフィフの顔ぶれだ。

「鈴木といえば、1991年の『東京ラブストーリー』や1992年の『愛という名のもとに』など、90年代のフジのトレンディドラマで一世を風靡。今回のドラマの制作サイドは、鈴木にかなりの期待を寄せています」(スポーツ紙記者)

 もはやフジテレビの“お家芸”とも言えるトレンディ路線だが、前出のスポーツ紙記者は「こういうところに、フジの時代錯誤さが出ています」と苦笑する。

「フジは近年、視聴率低迷に悩まされていて、6月28日に開催されたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会も“大荒れ”となった。フジの亀山千広社長(60)は、視聴率アップのために『何としてでもヒットドラマを生まなくてはならない。7月にスタートするドラマは30代のプロデューサーを中心に制作している』と説明していましたが、8月スタートの『ノンママ白書』はどう見てもバブルの名残を捨てきれていない。時代が進んだ今の世に、鈴木を主演にして視聴率が取れると本気で思っているなら呆れます。それに加えてタイトルも古臭く、いかにも“現在のフジドラマ”というイメージです」

■バブル期で止まったままのフジテレビの感覚

 それでも、フジテレビは過去の栄光にすがり続けることを止めないようだ。

「昨年4月スタートの『水曜歌謡祭』もそう。MCに歌手・森高千里(47)を持ってきて、自信満々にゴールデン帯で放送していましたが、やはり現代の視聴者の感覚と合わず、半年で番組名を変えて深夜に移動。また、今年4月期のドラマ『OUR HOUSE』の脚本には、それこそ『愛という名のもとに』など90年代にフジでヒットを連発した脚本家・野島伸司(53)を起用したものの、こちらも1桁台を連発して打ち切りとなりました。フジの感覚はバブル期のまま止まっているのでしょう」(前出・記者)

 鈴木保奈美にとって今回久々の主演は気合いが入っているだろうが、このままフジと共倒れとなるのだろうか。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
「大コケ必至?鈴木保奈美主演ドラマに見る”フジテレビの時代錯誤”」のページです。デイリーニュースオンラインは、ノンママ白書鈴木保奈美視聴率フジテレビエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧