【プロ野球】CSに向かって出発!西武特急を加速させる男たち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■マルチ出塁で白星を量産

 昨季、216安打で日本記録を塗り替えた秋山翔吾。今季は打率.314でパ・リーグ2位につけているが、比較対象が昨季になってしまいがちなだけに、ファンとしては物足りなく映ってしまう。

 ファンを贅沢病に陥らせるまでに成長した秋山。ほとんどの打撃スタッツは昨季よりも落ちているが、昨季と変わらないものもある。それは出塁率で、.419と1試合に2回は何かしらの形で塁に出ているのだ。

 そこで逆に、1回も出塁できなかった試合と、1回だけ出塁した試合を数えてみた。

・無出塁:4試合
・ヒット1本のみ:11試合
・四死球1つのみ:6試合

 このように、秋山が自分の仕事をできなかった試合は21試合あったのだが、驚くべきことにこの21試合での白星が…、なんと3つだけ。

 クリーンナップの爆発的な得点力が魅力の西武だが、その導火線に火をつけているのは秋山、ということがあらためてわかる数字だ。

 逆にいうと、秋山が2回塁に出た試合は勝つ確率が飛躍的に高まるわけだから、西武プリンスドームで応援しているファンは、初回から本気になって「突撃! 突撃! 秋山!」を叫んでエールを送ろう。

■2人のキーマンが上位の壁をぶち抜く

 ペナントレースの半分が過ぎて、順位が固まってきた感のあるパ・リーグ。借金を抱える身ではあるが、風穴を開けられるのは西武しかいない。

 なぜなら今回挙げたキーマンが、自分の仕事をきっちりとするだけで、チームの勝率が一気に高まるからだ。

 当たり前のことを当たり前にやるのも簡単ではないが、自分の持っていない力は逆立ちしても出すことはできない。

 エースとリードオフマン、今こそ自分のベストを尽くすときだ!

文=森田真悟(もりた・しんご)

【関連記事】
「【プロ野球】CSに向かって出発!西武特急を加速させる男たち」のページです。デイリーニュースオンラインは、秋山翔吾岸孝之野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧