自己PRで面接官の心を掴むコツ4選

就活スタイル

就活の面接は、ドキドキして思うように話せない人も多いもの。けれどもそこでしっかりと自己PRを行えるかどうかも、就活を成功させるための大きな鍵を握っています。面接官に評価してもらえる自己PRとは、どのようなものでしょうか。後悔せず自分をアピールするためのポイントについて、見ていきましょう。

■面接官が知りたい情報を想像する

就活の面接ではまず、面接で企業側が知りたいことは何なのかを考えてみましょう。企業側にとって、自分の職場において戦力となってくれる人が欲しいわけであり、面接では就活者の人間性やスキルをできるだけ把握したいはずです。また、働くことに対してのやる気や志望熱意がどの程度あるのかも、知っておきたいでしょう。モチベーションの高さとスキル的なもの、人間性。大きくこの3点について、面接官は志望者の情報を得たいと考えているのです。こうした点からも、まずその会社を受ける志望動機に関してしっかりとした考えを持っておくことが大切といえるでしょう。

さらにその会社で働くとなった場合に必要となるだろうスキルを想像して、それに関係性のある自分の特技なども自己PRしたいものです。例えば接客業であれば、人とのコミュニケーション力や笑顔などをアピールすると良いでしょう。職種の分野が違う会社を受けるのに、同じ志望動機や自己PRをしていたのでは、面接官には熱意は伝わらないですね。その会社が何を求めているのかをしっかり考えて、自己PRしたいものです。

■できるだけ具体的かつコンパクトに

面接では緊張してしまい、どうでもいいことまで長々と話してしまう人も多いものです。また自己PRをしっかりしたいという思いから、だらだらと自分のことを喋り続ける人もいるかもしれません。けれども聞いていて好感が持ててさらにわかりやすい自己PRというのは、内容が簡潔にまとめられていることが大切です。また抽象的な物言いよりも、はっきりと具体的に説明するほうが、言いたいことは伝わりやすいでしょう。

面接時に言いたいことをコンパクトにまとめてスムーズな自己PRをするためには、自宅で事前に自分が伝えたい点を紙に箇条書きにしてまとめてみます。これだけは絶対にアピールしたいという自分の強みと、はっきりした志望動機の2点を重点的に考えてみましょう。そしてそれらを上手に組み込んで、自己PRの文章を作ってみるのです。まとまった文章が出来上がれば、何度か口に出して読んでおきます。

そうした事前の準備は、ある意味面接の予行演習にもなり、本番での緊張をほぐすためにもいいでしょう。面接当日、自信を持ってまとまりのある自己PRができるはずです。

■長所は1文にまとめておく

自分の長所を考えた時に、勿論たくさん挙げられればそれに越したことはありません。けれども面接の際に、あれもこれもたくさん長所を述べると、逆に伝わりにくくなってしまうことがあるので気を付けましょう。たくさん長所がある場合でも、できれば1文に簡潔にまとめておきたいものです。

たとえば、「明るい」、「人見知りをしない」、「人と接するのが好き」、「協調性がある」という4つの長所を自己PRする際に、「私は協調性があると思います。誰とでも話せますし、相手に合わせることができます。性格も明るく、人と接するのが好きです。人見知りもしません」などというふうに話してしまうと、同じようなことをだらだら述べているだけでインパクトもなく、まとまりもありません。

それよりも、「私の長所は~です。」というふうに、はっきりと1文にして述べることが大切です。「私の長所は、明るく人見知りもせず、人と接するのが好きで協調性があるところです。」というふうにまとめてしまえば、面接官も分かりやすいでしょう。長所を1文にまとめるのも、本番に急にはできないので事前に考えておくと安心ですね。部活動やアルバイト、ボランティア活動などの経験は、自己PRの際にぜひとも伝えておきたいものです。

■エピソードを組み合わせると効果的

部活でキャプテンとして皆を率いて頑張ったことや、アルバイトでテキパキと働き職場で活躍したことなど、実際に自分の体が体験したことは社会人になってからもいろいろな面で役に立ちます。職場においてその特技が活かされることもあるでしょう。またさまざまな活動を行った行動力や積極性・リーダーシップなども、面接の際に志望者の人間性として高く評価されるケースも多いものです。

自分の長所を述べる際に、具体的なそうした経験をエピソードとして組み込んで話すと、いい自己PRができます。聞く側もイメージしやすいですし、ただ口先だけで述べられた長所やスキルよりもそうした実際のエピソードが混じっているほうが説得力もあるでしょう。けれどもあまり長々と部活の話などを述べ過ぎると、結局肝心の部分が伝わらなくなるので、本題とエピソードとを、ほどよい割合で話すことが大切です。

エピソードを自己PRに上手に組み込んで、面接官にインパクトを与えるアピールをしてみましょう。

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