二択で簡単!数字の嘘に騙されない「政治センス」を鍛えるクイズ (2/3ページ)
- タグ:
-
クイズ
ここには、どんな数字のカラクリが隠されているのでしょうか? まずは数字を整理してみましょう。
高所得者の年収は、2012年が1,600万円 → 2016年では1,700万円。100万円増えています。
一方、低所得者は2012年が250万円 → 2016年では300万円。50万円増えています。
しかし、全体では2012年とくらべて、2016年は100万円平均が低下しているということでした。
この問題のポイントは、「全体を2つのグループに分けている」という点です。
不景気により、多くの人の年収がダウンしています。そのため、「年収500万円以上」の高所得者グループのうち、下層である年収500万円ちょっとの人々が、年収の低下で大量に「年収500万円未満」の低所得者グループに流れ込んできたのです。

彼らは、年収が減ったとはいえ500万円に近い層で、低所得者グループのなかでは高い年収を持っています。そのため、この層の流入で低所得者グループ全体の平均年収は押し上げられることになります。
高所得者グループにとっても、グループ下層であった彼らが低所得者グループに移動することによって「重し」がなくなったため、平均年収が上がります。
「高所得者グループ」「低所得者グループ」という名前のせいでややこしくなっているものの、2012年と2016年ではそのグループを構成するメンバーは違うということ。
このため、全体の平均年収は落ちているのに、それぞれのグループの平均年収が上がるという奇妙な現象が起こり得るのです。
■数字のカラクリにだまされない方法
数字が苦手な人ほど「数字はウソをつかない」と思いがち。
でも数字にはカラクリがあって、その区切り方や見せ方で、実際とは違う結果を示すことが可能です。そう、数字はウソをつくことがあるのです。