ボーナスの支給時期は? 一般的な日付を知ろう

フレッシャーズ

社会人になると毎月もらえる給料の他にボーナスがもらえるのが興味関心の対象となるでしょう。ボーナスの支給時期は一般的にはいつなのでしょうか。公務員か民間かでの違いもあり、支給額や意味合いにも相違点があります。その詳細を知ってボーナスとは一体何なのかがわかるとボーナスを増やす方法もわかるようになるでしょう。

■公務員と民間で異なるボーナスの性質

ボーナスは公務員でも民間でも支給されるのが一般的ですが、その性質には違いがあります。時給時期が夏と冬の二回となるのが典型的である点では共通していますが、なぜ支給しているのかという意味合いを考えると大きな違いがあるのです。

公務員の場合にはボーナスの支給が法律で定められており、期末手当と勤勉手当の二種類に分類されます。期末手当は基本給に対して一定の比率で支給されるものであり、勤勉手当はその期間における勤務成績に応じて定められるものです。継続して働いてきたことへの評価や実績に応じて支給されるのが基本的な考え方と言えます。 一方で、民間の場合には企業によってボーナスの位置づけが異なるのが一般的です。基本的な支給の根拠は従業員に対して仕事のモチベーションを与えることであり、より高い企業成績をあげていけるように従業員を後押しする意味があります。そのため企業成績が高まって収益が増えるとボーナスが増え、状況が悪化すると支給されない場合もあるのが特徴です。企業によっては基本給に対して定率で定められている場合もあり、その場合には公務員の期末手当に相当する扱いになります。

■公務員は一律同一? 具体的な支給日

公務員のボーナスについては身分に応じて法律または条例で支給額や支給日について定められています。そのため、同様の身分であれば基本的には同じ基準でボーナスが算定されるのが基本です。支給日については夏は6月30日、冬は12月10日と法律で定められているため、国家公務員では一律でこの日に支給されます。地方公務員の場合にも同じ日にしているのが一般的ですが、地域によって多少の違いが生じる場合もあるので注意が必要です。時期こそ夏と冬という仕組みが踏襲されていますが、厳密な日にちについては多少の前後があります。

一方、支給額については基本給から計算される期末手当は同じ国家公務員、同じ地域の地方公務員であれば一律同一の基準で計算されて支給されます。しかし、勤勉手当については明確な評価基準が与えられていないため、現場によっても個人によっても支給額に違いが生じるのが通常です。評価の仕方について法律や条例で厳密な基準が設けられていないのは職種によって何を評価すべきかが異なるためであり、現場の状況に合わせて適切に評価を行うことが求められています。

■民間企業のボーナス支給時期は?

民間企業のボーナスの支給時期は一般的には夏と冬の二回になっていて公務員と類似しています。ただし、いつ支給しなければならないかについてのガイドラインがあるわけではなく、企業によっては年に一回の支給を行ったり、そもそもボーナスがない企業も存在しているのが実情です。しかし、伝統に従って同じ時期に支給する企業が多数を占めているのが現状であり、6月末から7月にかけての期間に夏のボーナスが支給され、12月初頭から中旬にかけての期間に冬のボーナスが支給されるのが一般的です。

大手企業では特に社内規定で支給日を特定している場合が多いものの、中小企業ともなると支給する可能性がある事実が記載されているだけで支給日は特定されていないこともよくあります。支給するかしないかについても明記されていない場合が多いのが実情です。しかし、明確にボーナスを支給することが規定に記載されている場合には支給を催促する権利も労働者にはあります。支給されるべき時期が過ぎても支給されない場合には労働組合などを通して訴えかけてみると時期が遅れたとしても手元に届く日が来るでしょう。

■時期ごとのボーナス支給額平均

夏と冬に支給されるのが一般的なボーナスの形ですが、その時期によって支給額に違いはあるのでしょうか。現実的には若干冬のほうが多い場合ものの、特に民間の場合には支給されたりされなかったりするため、一概に言えないのが事実です。

夏の公務員の支給額として60万円程度が平均的であり、冬の支給額は80万円程度になります。公務員の場合には明らかに冬の方が多くなる傾向がありますが、これは勤勉手当が多くなりやすく、それによって年末年始の出費に苦労しないように配慮されているのです。ただし、国家公務員か地方公務員かによる違いや、基本給の影響も受けるため、必ずしもこの程度の金額が支給されているとは限りません。 一方、民間企業の場合には夏のボーナスは40万円、冬のボーナスもほぼ同じであるのが平均的な値です。しかし、個人への支給額で考えると基本給から計算される場合が多い点に留意が必要なのは公務員と同様です。一般的にはボーナスとして基本給の1ヶ月分から二ヶ月半分が与えられます。定率で支給される企業が多いため、基本給が高い人の場合にはそれだけ支給額が大きくなると理解しておきましょう。

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