取り入れると心も体も100%機能するようになる「ヨガの習慣」 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

■筋トレでは根本的な解決にならない!

ちなみに本来の体調を取り戻し、健康でい続けるために、「筋トレ」を選ぶ人も少なくないはず。もちろん著者も、それを否定してはいません。体ががっちりとすれば、風邪もひきにくくなり、自信もつくはずだから。

ただし、それが根本的な解決にはならないのも事実だというのです。

筋肉をつけることで、ストレス耐性は高まるかもしれない。けれど、いってみればそれは鎧を着込むようなものだから。

いい方を変えれば、“鎧を着込む”筋トレは「プラス」のエクササイズだということになるわけです。

しかし、現代人のほとんどに必要なエクササイズは、むしろ余計なものをそぎ落とす「マイナス」のエクササイズではないか? 著者は、そう考えているのだといいます。

そこで、ヨガに注目すべきだということ。なぜならヨガは、余計なものを取り除く「マイナスの」エクササイズだから。

ストレスなど余計な情報をそぎ落とすことによって、「本来の自分の姿」が浮かび上がってくるのです。そしてその姿こそが、真の健康的なあり方だということ。

■ヨガの瞑想がストレス解消にも効果的

なお、ヨガは体だけではなく、心の健康にもよい影響を与えるのだといいます。

ヨガを習いに行くと、一連のポーズをとったあとに5分から10分の瞑想(正確にはシャバーサナ)の時間があるもの。体の力を抜き、思考を空っぽにするわけです。

近年、瞑想やマインドフルネスが注目されていますが、ポーズのイネージが強いヨガも、実は瞑想の要素が大きいということです。

問題は、「ヨガは難しそうだ」というように感じている人が依然として多いこと。

その原因は、「アーサナ」「プラーナ」「ニヤマ」など、難解な専門用語にあると著者も指摘しています。ヨガの思想は奥が深いので、そのすべてを理解するのはなかなか難しいわけです。

しかし、それらを深く理解することよりも大切なのは、難しいことを考えず、楽しんでみること。

呼吸を意識しながら、自分が気持ちいいようにポーズをとってみる。ストレスや情報で頭が混乱したら、軽く瞑想をやってみる。そうやって、少しずつ実践することによってヨガの楽しさに触れ、気軽に人生に取り入れることこそが重要だというのです。

本書には、ヨガに関する基本的な知識はもちろんのこと、すぐに実践できるヨガなども数多く紹介されています。気軽にそれらを取り入れてみれば、日々のパフォーマンスはきっと高まることでしょう。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

※竹下雄真(2016)『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』ダイヤモンド社

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