【プロ野球】今こそ問う!阪神”選手複数ポジション制”の是非 (2/2ページ)

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■ひとつのポジションを完璧にこなすことも重要

 複数ポジション制を敷く目的のひとつには、試合展開に応じて守備位置を容易に変更すべく、選択肢が多ければ多い方がよいという意図があげられる。

 これは選手にとっても、試合に出られるチャンス。自らをアピールする絶好の機会となる。

 しかし、複数ポジションをこなせる技量が各選手に備わっているかといえば、はなはだ疑問だ。たとえば陽川は本職のサードの守備でさえ、未だ発展途上の身である。

 先日、落球した中谷もセンターの守備では発展途上の域を超えていない。

 まずは「プロフェッショナル」としてひとつのポジションにこだわるべきではないだろうか? 守備の乱れで、ここまで数試合を落としてきた阪神にとって、複数ポジション制は、やはり大きな課題として浮かび上がってくる。

■複数ポジション制と日替わり打線

「迷い」

 首脳陣に垣間見えるこのキーワードが、今の阪神を象徴している。

 開幕以来、複数ポジション制はもとより、打順も日ごと、頻繁に変わっている。その根本には、いい形を導きだすためのチーム戦略があるわけではなく、首脳陣の「迷い」があらわれたものとしてみる方が自然である。

 首脳陣の「迷い」は、選手にすぐに伝染する。

「守備のほころび」

 名手、大和のボーンヘッドがこの「迷い」からきたものだとは断言できないが、決断しきれない首脳陣が選手に何らかの悪影響を与えている気がしてならない。

文・まろ麻呂
※企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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