“頑張れ”の一言がわが子を追い詰める…!? 「励ましのNGワード」を避けるべき理由 (2/3ページ)
ですから、精神科医やカウンセラーはこれらの言葉をかけません。もし、相手の心を推し量ることもしないで、安易にこのような励ましの言葉をかけたら命取りになります。
実際に自殺のリスクが高まります。この“氷のような激励の言葉”に背中を押され「もう、これ以上頑張れない」と感じてしまうからです。
こんな時はこう言った方がよいのです。
「死にたくなるくらい辛いんですね」「生きていたくない、そう感じるのですね」「悲しくて辛いですね」。心の治療のプロはむやみやたらに励ますことはありません。相手の気持ちに寄り添います。耳をじっと傾けて能動的に聞きます。傾聴します。共感します。
更に、うなずくだけではなく、「うん、うん」「はい、はい」と相槌を打つだけなく、相手の感じている言葉をそのまんま返します。すると患者は「自分の辛い気持ちを理解してもらえた」と感じ、心が軽くなります。
■子どもにも「寄り添う」対応を
幼稚園で友達から「バカ」と言われ落ち込んで帰ってきた子ども。唯一、心を許している家族に「僕ってバカなんだ」と子どもが呟いた時、「そんなことないよ」とつい言ってしまいます。
でも、これは子どもが感じている感情を否定していること。「そんな悲しいこと言わないで」のママの感情を優先し思わず否定したくなりますが、まずは「バカって言われちゃたんだ、そりゃ悲しいよね」とまず、寄り添ってあげましょう。
更に「頑張って」の言葉の裏には「あなたはまだまだ頑張れるはず」「まだ頑張りが足りない」「もっと努力しましょう!」の期待があります。
こんな風に言い換えてみてはどうでしょうか。
×:勉強、頑張りなさい!
○:勉強を頑張っているね。いつも感心しているよ
×:頑張って一等賞になりなさい!
○:運動会を楽しんでこようね。
いかがでしたか。
機械的に「がんばって」というのを止めてみませんか。当たり前のように使っている言葉、時には見直すことも必要かもしれませんね。