相場はいくら? 海外旅行でチップを支払うときに役立つ知識

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日本ではあまり見かけるものではありませんが、海外ではホテルやレストランなどにおいてチップを支払うことが多々あります。あなたは正しいチップの支払い方を知っていますか? 今回は、海外旅行に近々出かけるという大学生なら知っておきたい、相場や支払うタイミングをお伝えします。【チップの相場について】

日本や韓国などではあらかじめ会計にチップとなる料金が含まれていますが、諸外国の中にはチップを別途支払う習慣のある国が存在します。ただし、日本と同じようにチップの習慣がない国もありますから、まずはそこを理解しておきましょう。これから海外旅行に出かける予定があるという方はまずその国にチップを支払う習慣があるかどうかをチェックしておくことが大切ですし、相場や支払い方もその国に準じなくてはいけません。ここでは欧米諸国におけるチップの相場をご紹介します。

■ルームメイドやベルボーイ

ホテルで荷物を運んでくれるベルボーイにチップを支払うのは欧米諸国では一般的です。金額は、一般的には1〜2ドルが多いです。また、ルームサービスを受けた際にも同じくらいのチップを支払うことがあります。

■コンシェルジュ

様々な依頼に応えてくれるコンシェルジュにもチップを支払ってあげる必要があります。どのような依頼をしたかにもよりますし、難易度にもよりますが大体10〜30ドル前後となることが多いようです。地域によって多少の違いはあるようですから、事前に調べておくようにしましょう。

■タクシー

料金の15〜20パーセント程度をチップとして渡すことが多いです。

■レストラン

日本でいうところのファミレスのようなレストランなら料金の15〜20パーセントほどが一般的ですが、格式あるレストランなどだと総額の20パーセント以上をチップとして渡すことがあります。こちらも地域によってやや違いが生じることはありますから注意が必要です。訪れる国のチップについてしっかり記載しているガイドブックなどを一冊持っておくと便利ですね。

【チップを支払うタイミングは?】

ルームメイドへのチップを支払う場合には、外出時に枕元に置いておくことが一般的です。日本人の場合、枕の下に隠すように入れてしまう方が多いですが、これだと忘れ物だと勘違いされてしまうこともありますから注意しましょう。
ベルボーイは荷物を運んで貰ったあとに直接手渡しすることが多いです。海外旅行をスムーズで気持ち良いものにするためにも感謝の気持ちを込めて渡してあげるとイイですね。ルームサービスを同じようにサービスを受けたあとに直接手渡しすることが一般的です。コンシェルジェやタクシーについても同じく手渡しです。レストランの場合は食後にテーブルの上に置くことが一般的ですが、サービスの気に入った店員などがいた場合には直接呼んで手渡しするということもあります。

チップを支払うタイミングは基本的にサービスを受けたあととなります。とりあえずはそれを覚えておけばそうトラブルになることはないでしょう。先に支払ってしまうこともありますが、それだと更にチップを貰おうとしてくる人もいますからできるだけサービスを受けたあとに渡した方が良いかもしれません。

【金額は特に決まりはない】

チップというのはあくまでサービスに対する感謝の気持ちとして渡すものです。相場はありますが、自分がとても良いサービスだと感じたなら多めに支払ってもまったく問題はありません。チップをどれだけ支払ったら良いか迷ってしまった場合などは、相場よりも多く支払っておけばまずトラブルになることはないでしょう。チップが少なすぎるとトラブルになってしまうことがありますが、多すぎてトラブルになることはまずありません。気持ちよい海外旅行にするためにもチップに使うお金のことも考えてお財布に入れておきましょう。

日本人だとどうしてもチップという習慣がないため忘れてしまったり、別に支払わなくてもいいのではと考えてしまいがちですが、海外で働いている方にとってチップはとても重要な収入源です。チップの相場を知らなかったり、習慣そのものを知らないとトラブルに発展することがありますから注意しましょう。また、何度もお伝えするようにチップはサービスを受けた感謝の気持ちとして渡すものですから、お礼の言葉を添えて渡してあげるのも大切です。

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