ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ（22）が結んだソロレコード契約の金額は8000万ドル（約82億円）にもなるようだ。コロムビア・レコードとの間で結ばれた同契約の下でハリーはアルバム3枚のリリースすることになるが、リリース時期については決められていないという。

　ヒッツデイリーダブルが報じるところによると、アップル社がまず2500万ドル（約26億円）でアルバム1枚をリリースする内容でオファーを出したことで契約の価格基準が高くなり、結局アルバム3枚で7500万ドルから8000万ドル（約77億円から82億円）まで跳ね上がったと分析している。さらに、このような契約は、マーケティングの経費やストリーミングからの収入を除いて、世界で5000万枚という損益分岐点があるだろうともしている。

　以前にもビルボードがコロムビアとハリーが契約を結んだと報じており、また昨年にはハリーが書いた4曲が米作曲家作詞家出版者協会（ASCAP）に登録されていた。

　また、昨年8月にソニー・ミュージックがハリーとのソロ契約を熱望していると報じられた際、内部関係者の1人は「ハリーはずっとワン・ダイレクションの中で最も人気のあるメンバーですし、彼を獲得したいのは明らかです。彼は世界的なスーパースターですからね」「ゼイン（マリク）が時期早々にバンドを脱退しましたので、先にアルバムをリリースすることになりますが、ハリーの活動が一番楽しみなことですよ」と話していた。

　ハリーは俳優業にも意欲を見せており、現在は第二次世界大戦を舞台にしたクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』の撮影中だ。