これで失敗しない! 就活面接時の挨拶のポイント4選

就活スタイル

人が人を見るとき、初対面での印象が今後の印象を左右すると言われています。具体的には視覚、聴覚、言語で印象が変わってしまうと言われています。初対面の人に、はじめに陰気な印象を持たれてしまったら、なんとなく人としても悪い印象になってしまいかねません。就職活動中の面接時、印象を左右するのは挨拶です。普段の自分よりも少し意識して、明るく、丁寧に挨拶をすることが大切です。

■受付時から意識しよう

面接へ伺った会社では、すべての社員に見られているといっても過言ではありません。たとえ面接で好印象を与えることができたとしても、受付での印象が悪かったら、あとで人事に報告されるなんてことにもなりかねないです。その会社の敷地へ入った時から、誰にでも緊張感を持って接するようにしましょう。敷地内ですれ違った人には、基本的にこちらから挨拶をすることも大切です。

受付では、「〇〇大学の〇〇と申します。」「本日、◯時の面接に参りました。」などと、わかりやすく自己紹介と目的を告げましょう。受付では面接について把握していないかもしれないので、その場合はやりとりをしていた人事担当者の名前を伝えるとスムーズです。また、資料を受け取った時は、両手で受け取り、会釈をすると丁寧な印象を与えられます。面接会場の場所など、質問がある場合「お忙しい中申し訳ありません」と一言付けた上で、質問すると印象も良くなります。全体的に、はきはきと受け答えをし、最後には「ありがとうございます。」の一言を忘れないようにしましょう。普段のあなたを見せるのではなく、自分の印象を良く見せる努力をしましょう。

■入室時はノック・一礼・一文の流れ

入室時、ドアをはっきりと3回ノックします。2回のみのノックはトイレのドアというマナーとなってしまうため、注意しましょう。「失礼します」と一言添え、入室し、ドアをきちんと閉めてから「よろしくお願いします。」と挨拶をし、一礼します。一礼は、角度30度のお辞儀でかまいません。一礼が終わったら、椅子の横へ移動します。背筋をしっかりと伸ばした姿勢で「○○大学の○○と申します。」「本日はよろしくお願いしいたます。」と、自己紹介と挨拶をしましょう。挨拶後にまた一礼します。その後、面接官より、着席を促されるので、「失礼します」と添えて一礼し、着席しましょう。カバンは椅子の横に置きます。おしりやカバンが「ドスン」と音を立てないように、丁寧に行動しましょう。

大切なのは、挨拶をしながら一礼をしないということです。挨拶のあと、一礼、というふうに、言動ひとつひとつを、はきはきと丁寧に行うことが重要です。そうすることで、相手に元気で丁寧な印象を与えることができます。また、普段より声のトーンを少し上げたり、姿勢を正したりすることで、ボソボソせず、聞き取りやすい声で接することができます。表情も、あまり緊張しすぎると怒ったようになってしまうこともあるので、できるだけ口角を上げて、穏やかになるよう心がけましょう。

■面接終了から退出までの流れ

面接官から、面接が終了であることを告げられたら、「本日はお忙しい中、面接していただきありがとうございました。」と座ったまま感謝の意を表します。椅子から立ち上がり、「失礼いたします。」と一礼をします。その後、カバンを持ち、ドアの近くまでいきます。それから面接官の方へ向き直り、再度「失礼いたします。」と言い、一礼後、退室しましょう。

面接終了時は、最初よりは緊張がほどけているかもしれません。しかし、最後まできちんと挨拶をして退出することで、終了後まで好印象を与える努力をすることも大切です。就活生らしい元気さと、丁寧さという印象を与えるようにしましょう。もし、無礼な人が入室してきたとしたら、その人の内面がどんなに素晴らしくても、話を聞く気にはなれません。社会人の一員として、またコミュニケーションのひとつとしてのビジネスマナーです。自分について知ってもらうために、はじめになるべく良い印象を持ってもらうようにしましょう。また、挨拶や一礼は、ひとつひとつを丁寧に行うことで緊張をほぐす効果も得られます。適度な緊張感を大切に、にこやかに臨めることが良いでしょう。

■緊張を隠す必要はない

あがり症である自覚があって、面接で失敗するのが怖いと考えたら、あえてそれをアピールポイントにする発想を持ってみましょう。面接では自己PRを求められたり、自分の長所や短所について説明を促されたりするのが一般的です。その際に自分があがり症であるというのを話の種にできるでしょう。

対策として有用なのが具体的なエピソードを用意しておく方法です。重大な場面で失敗した経験であるとあまり良い印象を与えられないと考えてしまうでしょう。しかし、その失敗の大小にかかわらず、もしそれをプラスに転じさせる何かが後に続けられるものを選び出せれば構いません。人は誰もが欠点を持っているものであり、それをマイナスとせずにプラスに変える力があれば高い評価を得られます。

あがり症でのエピソードを伝える用意をして面接に臨むと、あがり症であると面接官に評価されてしまうのは覚悟しておけます。多少の挙動不審があったり、うまく言葉が出せない状況ができたりしてしまっても、そのエピソードを通してマイナスをプラスに転じさせる力があると評価してもらえるようになるでしょう。それが緊張を解す効果もあるので有用な面接対策になります。

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