仕事ができて頼られる人に共通する能力「計数感覚」の身につけ方 (2/2ページ)
そうすれば、1日のスケジュールを自分のなかで管理できるようになるわけです。
当たり前ではありますが、しかし、実はとても大切なことではないでしょうか?
著者の目から見ると、計数管理が苦手そうな人は、仕事の優先順位をあまり考えず、「来たものからとりあえずやっている」という印象が強いのだとか。
しかし実際には、優先順位をつけるという、たったそれだけのことも、計数感覚を養うために重要。
正しい計数感覚を備え、計数管理をすることによって、周囲からは自然と「仕事ができる人」と認識され、頼りにされるというのです。
■数値化の習慣で計数感覚が身につく
もしかしたら、「理論上は知っているから、プロセスを軽視したとしても問題ない。自分が知る意味はない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、決してそういうことではないのだと著者は断言します。それではいつまでたっても、本質をつかむことはできないとも。
計数感覚は、その基礎となるひとつひとつの数字に目を通し、「その結果はどうなったのか」ということの検証によって養われるものだというのです。
それを繰り返し行うことで、ひとつひとつの数字から結果を推測する想像力が身につくということ。
そして、みなさんのそれぞれの仕事のなかで、会社が重要視していることを数値化し、それを繰り返し検証することで計数感覚を養うことができるのだともいいます。
著者の場合はそれが経理の仕事だったといいますが、営業であれば得意先の売上数値や個人の売上数値の推移がそれにあたるでしょう。
数字と直接関係のない部署でも、自分自身のルーティン作業には、毎月どれくらいの時間がかかっているのか、あるいは一定時間の間にどれだけ作業をこなせたかをカウントすることも、計数感覚を養うために役立つわけです。
つまり、身近のことがらについて、「もっとよい数値にするにはどうしたらいいか」を考える習慣をつける。そんなところから、計数感覚は身についていくということ。
その結果、想像力=先を読んで行動する力も養うことができるそうです。
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もしかしたら「数字は苦手」という人のなかには、「計数感覚」という言葉を聞いただけで身構えてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、このようにシンプルなことの積み重ね。だからこそ、日常的に意識しておけば、無理なく身についてくるものなのでしょう。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※前田康二郎(2016)『1%の人は実践している ムダな仕事をなくす数字をよむ技術』クロスメディア・パブリッシング