新監督はつらいよ アニキ阪神、ヨシノブ巨人に「短期政権」噴出ベンチ裏(2) (2/2ページ)

週刊実話

藤川球児は将来のコーチ就任の含みを持って帰還したとされ、現阪神投手陣の信頼がもっとも厚い福原忍もいる。福原がまだ現役でやれるのならば、「兼任コーチ」昇格となるという。
 「藤浪晋太郎を早くエースとして一本立ちさせたいと願っています。阪神だけではなく、日本のエースに育てたいとしており、その藤浪が昨季以上の成績を残せるのであれば、金本監督のコーチ人事の要望も聞き入れられるのではないか」(前出・ベテラン記者)

 また、巨人フロントも高橋監督の脇を固める人材の今後を見極めている。阿部慎之助だ。
 「今の成績では長く現役を続けられないでしょう。かといって、功労者ですし、本人が『辞める』と言うまではサポートすることになるはず。兼任コーチの打診があるかもしれない」(前出・球界関係者)
 兼任コーチの打診、つまり高橋監督の現役最終年となった昨季と同じ道を辿ることになりそうだ。

 フロントには高橋監督の強い味方もいる。大学の先輩にも当たる堤辰佳GMだ。巨人にはシーズン途中の獲得を含め、13人もの助っ人がいる。この堤GMが集めた“余剰人員”が、阿部などのベテランを欠いても、Aクラスに踏みとどまらせている要因という。
 「巨人は阪神や広島とはファン層が違います。阪神は負けても応援してもらえますが、巨人は勝たなければファンが離れてしまう。勝つことを宿命付けらされたチームなのです」(同)

 今後も巨人は補強を続けていくだろう。高橋監督に求められるものは「どんな野球がしたいか」ではない。
 「ヨシノブを好意的に見るファンは多いので、そのファンの気持ちが離れないうちに優勝しないと」(前出・ベテラン記者)

 「ファンの気持ちが離れないうちに」と懸念するのは阪神も同じ。高橋、金本両指揮官から「監督とは、自分のやりたい野球ができるとは限らない」との嘆きの声が聞こえそうだ。

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