人はなぜ2択で迷ったときすぐに「決める」ことができないのか? (2/3ページ)

Suzie(スージー)

無理矢理にでも差をつけるなら、6:4でA社でしょうかね……」

深沢「では、A社でよいではありませんか」

山田「いや、でも……。そんな決め方でいいのでしょうか…?」

■2択は無理矢理にでも差をつける

さて、みなさんはこの会話を読んでなにを感じたでしょうか。失礼ながら、この山田さんは典型的な「決められない人」でした。

なぜなら、「そもそも本気で決めようと思っていないから」。

複数のなかからひとつに決めるという行為の本質は、無理矢理にでも差をつけることです。上記のように、いつまでも「どれも同じくらい」なんて言っていては、何年経っても決めることはできないでしょう。

■「決める勇気」をもつことが大切

今回のケースは、見積額(数字)がほぼ同額なのであれば、実績という概念を数値化するしかありません。どう考えても、その大小で判断するのが筋でしょう。

ではなぜこのような単純な論理で決めることができないか。なぜシンプルに考えればよい局面でもあえて複雑に考えようとするのか。それは、その人に「決める勇気がないから」です。

私も経験があるのでよくわかるのですが、人は誰でも失敗したくないと思っています。しかし、「決める」をしてしまうとその失敗という体験をすることになるかもしれません。失敗という恐怖が、人を「決める」という行為から逃げさせるのでしょう。

もちろんその気持ちはよくわかります。でも、決める勇気がない人はいつまで経っても仕事で成果は出せないし、仕事もおもしろくならないのではないでしょうか。

■本当に決めようと思っているのか

先ほどご紹介した「無理矢理にでも数値化してください」という私の投げかけは、実はこういうことを尋ねていることと同義なのです。

「そもそも、本当に決めようと思っていますか?」

決める気がある人は、シンプルに考えるし、数値化する勇気もある。だから、決められます。

そもそも決める気がない人は、あえて複雑に考えようとし、数値化する勇気もない。

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