人はなぜ2択で迷ったときすぐに「決める」ことができないのか? (1/3ページ)
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雑学
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
みなさんは、「決める」ことができていますか。
たとえば、重要な取引先をどの企業にするかを「決める」、面接した人物のなかから誰を採用するか「決める」、新規事業にチャレンジするかを「決める」……など。
ビジネスは「決める」の連続です。どんなに考えるセンスがあっても、どんなにコミュニケーションが上手でも、「決める」をしないことには仕事は前に進まないし、成果も出ません。
しかし、どうもこの「決める」が苦手なビジネスパーソンが多いように感じています。
■「どちらにすべきか」という悩み
たとえば、こんな事例があります。
ある企業の社員研修の後、参加者のひとり(仮に山田さんとしましょう)からこんな相談をされたことがあります。
その内容は「重要な案件を任せるパートナー企業を2社のどちらにするかで悩んでいるんです」というものでした。なるほど、よくある悩みですよね。
深沢「では、決めるにあたりなにを基準にしましょうか」
山田「まぁ……、実績ですかね」
深沢「では実績のあるほうを選べばよいのでは?」
山田「いや、でもそんな簡単な話では……。他の要素もふまえて総合的に判断しないと」
深沢「……そうですか。では他の要素とはなんですか?」
山田「見積額とか……」
深沢「……では、仮に判断基準が実績と見積額のふたつだとしましょうか。まず実績はどちらの企業があるのでしょう。そして、見積額はどちらが安いのでしょう」
山田「どちらも同じくらいなんですよね…。見積額もほぼ同額なんですよ」
深沢「でしたら、その実績という概念を無理矢理にでも数値化してください。全体を10としたら、その2社の比率は何対何ですか? 5:5はダメです。絶対に差をつけてください」
山田「え? そんなこと言われましても……。