【フランス都市巡り】仏文学者・辰野隆と、あてもなくパリをさすらう (2/2ページ)
パリ市内を横断するセーヌ川は、時代を越えて人々の憩いの場として愛され、辿れば大きな歴史と生活が見えてくる。

また、河川の脇を走る複数の運河を辿れば、パリの人々のひとつひとつの生活が美しく浮かび上がる。


かつての宮殿を中心に広がった緑豊かな公園(テュイルリー庭園、リュクサンブール公園など)は散策の間に休息を与えてくれるし、ほとんどの区にある大小さまざまな広場は活気ある交流を生んでいる。
さらにはブローニュとヴァンセンヌという2つの森は市内の敷地に含まれていて、多くの芸術家にインスピレーションを与えてきた。


パリの街をあてもなくさすらったことがある人なら誰でも、「フランス人の高い趣味と時代の力とによって、一個の自然美」を体現したパリを感じる事ができるのではないだろうか。
「汚らしい辻」でさえ「やっぱり絵になる」と辰野隆が感じたのも、うなずけるような気がしてくるのではないだろうか。
※本文中の引用は全て「パリの散策」(辰野隆)より。
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