休日に一気読みしたい! 完結しているおすすめ漫画10選

学生の窓口

サークルもバイトもない休日、大学生のみなさんは何をしますか? そんな予定が何もない休みの日に読んでもらいたい、おすすめの完結漫画を紹介させていただきます。また、巻数もそれほど多くなく、短い時間でも読めるような完結作品を中心に紹介させていただきますのでぜひチェックしてみてください!

■デスノート(全12巻)

名前を書かれた者は死ぬという死神のノート、デスノートを巡り、天才同士の戦いが繰り広げられる頭脳漫画です。巻数としては12巻と非常に少ないのですが、非常に内容が濃いため、時間をかけて読むことができます。すでに読んだことがある方も、もう一度読み直してみると、新しい発見をしたり、より内容を理解できるかもしれません。さまざまな登場人物の心情や戦略が細かく繰り広げられており、ハラハラドキドキの展開はたまりません! 映画化、ドラマ化もされているので、漫画が好きでない人にはこちらで見ることもおすすめです。映画、ドラマ、アニメ、そして漫画すべてが微妙に展開も異なり、違った楽しみ方ができるのも特徴です。

漫画に関しては小畑健が描いており、その画力の高さも魅力の一つです。主人公の夜神月が次第に本物の死神かのような顔に変化していく描写もうまく描かれています。内容に関しては、大場つぐみが担当しており、デスノートという設定から、正義について深く考えさせられることが多く、もしデスノートがあったら世の中がどうなっていくのかをリアルに表現しています。その点についても注目しましょう。

作者:大場つぐみ(原作)・ 小畑健(作画)
出版社:集英社
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:2003年12月から2006年5月まで連載

■RAVE(全35巻)

主人公のハルが、プルーという生き物と一緒に、光の聖石レイヴを使い、闇の魔石ダークブリングを使う敵を倒す旅に出るというお話です。友情あり恋愛あり、そして何より感動盛りだくさんの王道ファンタジー漫画です。かつてはシバという人がレイヴ使いとなり、世界を救おうとしたが失敗したため、その意志をハルが受け継いでいきます。父親との出会いや冒険を経て、成長していくハルの姿に心打たれる作品です。

35巻という長さでありながら、非常に内容が濃く、伏線なども多いのが特徴です。読み進めるにあたってどんどん物語の真相が見えてくるので、テンポよく読むことができます。まさかの別れや奇跡の逆転劇があったりと、読んでいて展開が予測できません! また、作者の真島ヒロ先生のデビュー作ということもあり、画力が巻を重ねていく毎にどんどん上達していき、男の子キャラはカッコよく、女の子キャラはかわいくなっていく一方です。ネタバレになってしまうため多くは語れませんが、伏線の回収も、誰もが予想できず大きな感動を呼んだ展開もあり、誰もがおすすめするマガジンの代表作です。真島ヒロさんは2作目にフェアリーテイルという漫画がありますが、こちらは巻数も多いので、気軽に読み始めたい場合はRAVEから読んでみることをオススメします!

作者:真島ヒロ
出版社:講談社
掲載雑誌:週刊少年マガジン
連載開始:1999年から2005年まで連載

■クロスゲーム(全17巻)

あだち充さんの作品で、サンデーにて連載されていた青春野球漫画です。平凡な主人公と4姉妹がいて、幼少時代の第1巻で衝撃の展開をいきなり迎えた後に、中学、高校のストーリーが始まります。野球はもちろんのこと、恋愛模様も一筋縄にはいかない頑固な展開となっており、非常に展開が読めない漫画です。また、ヒロインも野球をするため、野球のユニフォームを着てバリバリ野球をするヒロインの姿も、あだち充さんの作品の中ではめずらしいでしょう。ただし、スポーツ根性全開という内容ではなく、物語としては静かにゆったりとしたテンポで進んでいくので、スポーツをあまり知らない女子でも読むことができるでしょう。

名ゼリフが多いのもあだち充さんの漫画の特徴でもありますが、その中でクロスゲームは特に心打たれるセリフが多い作品です。巻数も非常に少ない中で、しっかりと物語を描き上げてあるので、あだち充さんの作品を読んだことがない人はこの漫画から読んでみるといいかもしれませんね。他にも有名な作品がたくさんありますので、この作品を読んで気に入ったら、他の作品もぜひ読んでみてください。ちなみにアニメ化もしています。

作者:あだち充
出版社:小学館
掲載雑誌:週刊少年サンデー
連載開始:2005年から2010年まで連載

■スクールランブル(全22巻)

マガジンにて連載されていた青春ラブコメ漫画です。不良でバイクを乗り回している播磨拳児が、清純系だがちょっと天然の塚本天満に恋をしてしまいアプローチをしようとがんばる姿が非常におもしろく、そしてなぜか必ず上手くいきません。ただうまくいかないだけでなく、他の女の子が好きなのだと勘違いされたり、実際に他の女の子が勘違いして、逆に播磨拳児のことを好きになってしまったりと、いろいろな登場人物の恋愛が動き、そのたびに播磨拳児が変な行動を取ってしまうため、関係が複雑化していきます。その様子がとにかくおもしろく、男女関係なく楽しめる漫画です。笑いだけでなく感動要素もあり、播磨拳児の男らしさも見ることができたり、最終回は意外な展開だったりと、最後まで読者を楽しませてくれます。

まったくモテない播磨拳児ですが、密かに想いを寄せられている姿には青春を感じ、高校時代が懐かしくも感じることでしょう。全22巻とありますが、加えてZという巻があります。こちらにはおまけの話に加え、本当のエンディングが描かれておりますので、読んでいてハマった方は必ずこちらまで読むようにしてくださいね!

作者:小林尽
出版社:講談社
掲載雑誌:週刊少年マガジン
連載開始:2008年から2009年まで連載

■鋼の錬金術師(全27巻)

ガンガンにて連載されていた作品です。アニメ化もされ、ハガレンと略されて人気を博しました。19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフにしており、錬金術という技術が存在する世界観です。死んだ母親を生き返らせようとした結果、自分の手足を奪われたエドワード・エルリックと、カラダを奪われて鎧に魂が入った、アルフォンス・エルリックという二人の兄弟が、そのカラダを取り戻そうとするお話です。エドワード・エルリックが鋼の義足と義手を付け、錬金術を唱えることから鋼の錬金術師と呼ばれています。作中にはさまざまな錬金術士が登場し、彼等とのバトルを繰り広げながら、世界の真実を追求していきます。両手を合わせたあとに、地面に両手を付けると術が発生する動作が非常に流行り、真似をする方も多くいました。

とにかく魅力的なキャラクターが非常に多く、戦闘も、錬金術という特殊な技術を用いた先頭になっておりますので非常に新鮮です。巻数も27巻なので適度に読みやすい長さでしょう。とはいえ、内容も一部難しいところがあるので、何度も読みなおすと一層楽しめる作品でしょう。心理や哲学を考える機会もあり、ただのバトル漫画ではなく、いろいろと考えさせられる作品になっています。

作者:荒川弘
出版社:スクウェア・エニックス
掲載雑誌:月刊少年ガンガン
連載開始:2001年から2010年まで連載

■るろうに剣心(全28巻)

明治時代初期の日本を舞台に、流浪人である緋村剣心が、逆刃刀と呼ばれる人を斬ることができない刀で戦い、明治時代の世を駆け抜けていくストーリー。過去が原因でかつて人斬り抜刀斎と呼ばれていた剣心ですが、人を斬ることをやめ、仲間や神谷薫(ヒロイン)との出会いもあり、剣心も次第に明るくなっていきます。しかしそれでもすぐに敵が襲いかかり、時には剣心も心が折れて、ホームレスのようになってしまうこともあります。

大切な人を守るため立ち上がり、普段はおっとりした目が戦いの場面ではギラついたパッチリした目に変わり、そのギャップがカッコイイです! 映画版では佐藤健主演でかっこよかったですが、漫画の緋村剣心も非常にかっこいいですので、映画しか観ていない方は漫画の方も必見です。戦国などを舞台にした漫画は多かったのですが、明治時代を舞台にした漫画は難しいと言われてきました。しかし、それを跳ね返すほどのおもしろさです。大久保利通や新選組など、歴史上の人物や団体も漫画の中で登場するので、歴史が好きな人も楽しむことができます。

作者:和月伸宏
出版社:集英社
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:1994年から1999年まで連載

■あずまんが大王(全4巻)

女子高生の日常を描いた4コマギャグ漫画です。高校3年間の中で、基本的にはギャグテンコ盛りになっており、それを4コマで独特の雰囲気で笑いを取ってきます。その独特なギャグに思わず声に出して笑ってしまいます! 小学生ながら、天才すぎて特別に高校生になったちよちゃんや、大阪から転校してきたからという安直な理由で「大阪」と呼ばれる子など、個性的なキャラクターが多くいます。担任の先生も、先生とは思えない言動や行動を多く見せ、それは現実では問題かもしれませんが、漫画の世界なのでとにかく笑いしかおきません。英語の先生なのですが、生徒の前でいいところを見せようと、外国人に話しかけたところ、ドイツ人だった!と言って全力で逃げるような先生です。そんな先生が指導する生徒もそれはもう笑いを取るために生きているのでは無いかというくらい全力で生きています。最後には高校を卒業していくのですが、さすがにその時は切なくなってしまいます。受験勉強や体育祭など、高校生あるあるなことが全て描かれています。

作者:あずまきよひこ
出版社:メディアワークス
掲載雑誌:月刊コミック電撃大王
連載開始:1999年から2002年まで連載

■スラムダンク(全31巻)

誰もが知る大人気バスケ漫画です。バスケ部のキャプテンを兄に持ち、バスケが好きな女の子に恋をした桜木花道が、バスケ部に入部し、そこから急成長を遂げてインターハイ優勝を目指していくという物語です。次第にバスケに没頭していく桜木花道の姿が魅力的です。また、流川、三井、宮城、赤木、仙道……などと、主人公以外にも魅力的なキャラが非常に多いのが特徴です。既に読んだことがあるという方も、是非もう一度読んでみましょう。忘れていた記憶が蘇り、何度読んでも最後の試合は飽きません。

もちろん他の試合もおもしろいのですが、最後に描かれた試合は1コマ1コマが描き込まれ、そして驚くような展開の連続と感動があります。選手一人一人にドラマが有り、彼らの過去があってのその強さなのだと感じると、一層感動が強まります。バスケをしたことがない方でも楽しめる漫画ですので、抵抗せず読んでみてください。実際にスラムダンクの連載時はバスケ部に入る学生が急増したとの話もありますし、その影響力の高さがよくわかります。ギャグのセンスも高く、年を重ねても笑えるのが魅力的です。

作者:井上雄彦
出版社:集英社
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:1990年から1996年まで連載

■ブラックジャックによろしく(全13巻)

モーニングにて連載されていた、医療系漫画です。臨床研修制度の不条理や、医局のし絡み、健康保険制度に対する問題、患者や家族の気持ちを素直に描き、衝撃的な作品になっています。よりリアルな現場を描いていますので、医療系を目指す方は必読でしょう。何より波乱万丈の人生を歩む主人公に感動してしまいます。なかなか彼が報われる瞬間が来ず、読んでいる側も悲しくなってくるのですが、それでも一生懸命頑張る主人公の姿についつい夢中になってしまいます。医療系に関わっていない人でもこれを読むことでその世界を知るきっかけになりますし、同じように社会で頑張っている人にとっては共感できることも多いでしょう。

医療系漫画ということもあって、人の死に直面する場面も多くあります。人の死に慣れている現場で、冷めた対応をする医者と、それでも最後まで諦めようとしない主人公の姿はよりリアルな現場を想像させます。冷めた対応をするのも納得できるほど、その医療の現場のハードさが伝わってきます。妻夫木聡主演でドラマ化もしているほど人気の作品です。巻数もそれほど多くなく、綺麗に完結しておりますのでぜひ読んでみてくださいね。

作者:佐藤秀峰
出版社:講談社
掲載雑誌:モーニング
連載開始:2006年まで連載

■アイシールド21(全37巻)

私立泥門(でいもん)高校に通うひ弱な高校生、小早川セナは、日々パシリとしてコキ使われる日々でしたが、その足の速さに目を付けられ、アメリカンフットボール部のヒル魔に強制的に入部させられます。最初はイヤイヤアメフトをしているセナでしたが、次第にその魅力に気づき、段々と成長していきます。クリスマスボウルという全国大会決勝を、弱小高校が目指していくのですが、弱小高校と言われるだけあって、なかなか勝つことができず、それでも激しい特訓を得て強くなり、勝ち進んでいく姿が魅力的です。絶対に勝てないだろうという絶望的な相手にも様々な策を用いて倒していきます。

ヒル魔は非常に頭のキレがよく、相手を騙すことが上手いです。読者も夢中になってしまうほど、ヒル魔はあっと驚く作戦で格上の相手を攻略していきます。そういった場面もぜひ読んでいただきたい一面です。画力も非常に高く、リアルに描かれています。最初は弱い、廃部寸前だったチームに次第に仲間が集まっていく光景には涙も誘われます。最終的には世界戦に進み、オールスターで戦いに挑みます。アメフトを知らない人でも理解できる内容になっていますので、試しに読んでみてはいかがでしょうか。

作者:稲垣理一郎(原作)村田雄介(作画)
出版社:集英社
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:2002年から2009年まで連載

以上、10作品を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。バトル、スポーツ、恋愛、ファンタジー、ギャグとさまざまなジャンルがありますが、自分の気分に合わせて読みたい漫画を選んで、ぜひ読んでみてください! 没頭しすぎて夜更かししてしまわないよう、要注意ですよ!

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