パリをお得に効率よく観光するなら絶対見逃せない!「パリ・ミュージアム・パス」 (2/3ページ)
パスはいったん利用を開始したら中断することはできず連続した日程で利用する必要がありますので、各施設の休館日や開館時間を調べたうえで計画的に利用しましょう。
4日間のパスを利用する場合、一日あたりの料金は15.5ユーロになります。
たとえば1日でサント・シャペルとコンシェルジュリー(共通券13.5ユーロ)、パンテオン(7.5ユーロ)、オルセー美術館(11ユーロ)に行ったとします。これら各施設の入場料を合計すると32ユーロとなるので、パスを利用すると出費が約半分に抑えられることになります。実際には一日でもっとたくさんの場所を訪れることも可能なので使い方次第で大幅な節約になりますよ。
しかも、パリ・ミュージアム・パスのメリットは出費が抑えられるというだけではありません。パリの観光地では、たいていチケットを持っていない人用の入り口とチケットを持っている人用の入口が分かれており、パスを持っていればチケットを持っている人用の入り口から入場することができるのです。
チケットを持っている人用の入り口は行列が少ないうえ列がスムーズに流れるので、待ち時間を大幅に削減できます。世界中から観光客が訪れるパリの有名観光スポットはいつも行列ができているのでパスを持っているメリットは計り知れません。
使い方にもよりますが2日間のパスでは経済的なメリットはさほど大きくないかもしれません。しかし、限られた日程だからこそ待ち時間を短縮し、観光時間を最大化できるのは大きなメリットです。チケットを持っていない人たちが並んでいるなか、パスを持っているだけで並ばずに入場できたらちょっとした優越感ではないでしょうか。