サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「フェイマスエンドが波乱起こす!」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

このレースは3カ月ぶりの実戦だったが、ハナから函館記念が目標だったことを思うと、明らかな“叩き台”であることがわかる。勝ち馬とコンマ3秒差なら、陣営にとっては思惑どおりの結果だったと言っていい。使われて良化しているうえ、ハンデは前走より2キロ軽い54キロ、あるいは53キロだろうから、チャンスがあっていいわけだ。

 曾祖母ディライターは、米GIイエローリボンSの勝ち馬。血統的にも一本筋が通っており、食指が動く。しかし、穴人気になることは明らかで、ならばもうひとひねりしてみよう。

 当方が最も期待を寄せてみたいのは、フェイマスエンドだ。

 こちらも巴賞が3カ月半ぶりの実戦で、結果は4着。3着のツクバアズマオーとはクビ差。同じ56キロでの出走だったことを思うと力は互角か。巴賞はツクバアズマオーと同じくオープン昇級初戦で、ともに最も連対が多く、勢いある5歳馬。大いに狙いが立つというものだ。

 ただ、ツクバアズマオーに比べると目立った血統とは、とても言いがたい。近親、一族にこれといって活躍馬がいないのだ。それでもレースセンスは光る。巴賞も終始好位で立ち回り、直線を向いた時はレッドレイヴンと一緒に伸びてくると見られたぐらい。

 比較的前々で上手に競馬ができることを思うと、小回りの函館は間違いなく合っている。こちらも恐らくハンデは53~54キロ。陣営にとっては満を持して挑んでたに違いないのだ。

「函館は、この馬にとって競馬をしやすいはず。力を要する洋芝も合っている」

 こう期待感たっぷりに話すのは、鮫島調教師だが、一度使われたことでこの中間は馬体も締まって好気配。実にいい雰囲気にあり、晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「フェイマスエンドが波乱起こす!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 7/21号ホッコーブレーヴフェイマスエンド水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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