手術のシーンでよく見るメスを渡す人たち... 実際に「オペ看」ってあんな感じに働いてるの? (1/2ページ)
最近は医療ドラマなどで手術のシーンが描かれることも多く、なんとなく手術はこんな感じで行われているんだと想像がつきますね。
ドラマでは執刀医がいて、「メス!」と言うと横から素早く手渡す場面がよく登場しますが、看護師の中でも手術室で主に働き、手術の準備や術中の作業に携わる人たちをオペ看と呼んでいます。
今回はこのオペ看について医師に解説していただきました。
オペ看は実際にどのような仕事をしているの? 医療ドラマの手術シーンでは、医師に手術器具を手渡したり、患者のバイタルサインを医師に伝えたりする姿が描かれています。これらの仕事についてはほぼ実際の仕事と同じと考えてよいかもしれません。
ドラマで描かれていないオペ看の仕事として、以下のようなものがあります。
・手術を開始するまでに手術室を整え器具を準備する
・手術室の割り振りをし、緊急手術がある場合の人員・器具の調整もする
・予定手術の場合、事前に患者の部屋を訪問し、手術についての不安を解消したり、当日リラックスして手術室に入れるように手配する
・手術する医師の介助だけでなく、麻酔科医師の介助もする
・手術室に入室する患者を病棟看護師から引き継ぎ、情報を把握する。手術が終了したあとは、患者を病棟やICUの看護師に引き渡し、術中の情報を引き継ぐ
・意識を保ったまま手術を受ける患者に対しては、術中に手を握って励ましたり、手術の進行状況を知らせて安心できるようにする
・手術中に出た廃棄物を処理したり、ガーゼにしみ込んだ血液量から出血量を計算したりする
・新人看護師の指導をしたり、新しい手術法について勉強する
オペ看には、手を消毒し清潔な手術着を来て医師に器具を渡す「清潔ナース」と、手術台のそばにいて廃棄物やガーゼの処理をしたりそのほかの仕事をする「外回りナース」がいます。
基本的にずっと立ち仕事であり、長時間の手術にも立ち会うため、強靭な体力と集中力の持続が必要なハードな仕事です。