“ダメ”と言われればやりたくなる!「禁断の果実」ではないしつけ法って?
スーパーに行くと商品を触りまくっている子がいます。もしこれが、デパートの洋食器売り場にある高級品のお皿だとしたら……。誤って割ってしまった場合は弁償することになります。
けれども、2~3歳くらいの子どもに言うことを聞いてもらうようにするのはなかなか大変です。
そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さんの流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が“禁止されればされるほどやりたくなるのが人の心理です”についてお話します。
■人は「禁止されるほど」強烈に意識を植え付けられる東京タワーの”蝋人形館(ろう人形館)“見てはいけないのぞき穴”があります。
“絶対にのぞかないでください”と書いてあります。そうなると、却って気になって気になって気になって仕方がないのが人の心理。それを見越した仕掛けなのです。
実際、この蝋人形館で多くの人が立ち止まり、のぞいています。
穴の奥には陳列してある人形よりも少しだけ怖い人形が展示してあります。「ああ、こんなもんか」というのが筆者の正直な感想でしたが、思わずのぞいてしまいました。
有名なアダムとイブの話にもありますね。
彼らも「食べてはいけない!」と言われたので、余計、気になり禁断の果実を口にしてしまいました。
人間は何かを禁止されればされるほど、強烈に意識の中に植えつけられ、やりたくなってしまうのです。
■「触ってはいけないものを触る子ども」はおかしいの?
子どもだって同じです。
いつでも触っていい積木や子ども騙しのままごとセットよりも、本物の果物やガラスの食器、包丁や火にかかった鍋を触ってみたいのです。
そして、この時期の子どもは何でも興味を持ちます。何も関心を持たない方が却って将来が心配です。まして、触ることを禁じられれば禁じられるほど触りたくなり、親が取り上げようものなら大泣きしたりします。
■禁止命令はNG!では親はどうすればよいの?では、どうすれば良いのでしょうか?
触ってほしくないものを子どもの傍に置かないことです。
もし、触ろうとしたら「コラ!」「ダメ!」と禁止命令するのではなく、「これは大事なものだから割れたら大変よ、代わりにこれで遊んでね」と代替品を渡したり、「触ったらケガしたり、火傷をするのよ」と理由を説明して納得させましょう。
■デパートやスーパーに子連れで出かけた時の注意点そうはいってもデパートやスーパーに子ども連れで出かけることがあります。
そんな時は出かける前に「売り物は商品だから、ママやあなたのものではないのよ。だから買う予定のないものを触ってはいけませんよ」と約束させましょう。
スーパーで鳥の胸肉のパックを指でブスブスしたくなるのはよくあること。
でも、それをやらせてはなりません。さっと手を払い、家に帰ってから買ったものを好きなだけ触らせましょうね。これで売り物には触ってはいけないという意識が芽生えます。
いかがでしたか。
やたら触りたがるのは好奇心旺盛な証拠、決して悪いことではありません。でも、これでは世の中、通用しないことも多々あります。
子どもに禁止するのではなく、触らないような工夫、環境をママが用意してあげましょうね。
【参考・画像】
※ Monkey Business Images、Pavel L Photo and Video / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』