食ってたんかい。ネアンデルタール人が人喰いしていた証拠が発見される
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ベルギー、ゴイェの洞窟の発掘調査を進めていた考古学者らがショッキングな証拠を発見した。ヨーロッパ北部のネアンデルタール人にはカニバリズム(食人)の習慣があったという痕跡が初めて見つかったのだ。
発掘された遺骨は放射性炭素分析からおよそ40,500~45,500年前のものと推定される。ドイツ、エバーハルト・カール大学テュービンゲンが発表したプレスリリースによれば、このネアンデタール人は仲間を解体をしたうえで、その骨を道具として使用していたようだ。
調査チームはネアンデルタール人のものと思われる99個の”不確かな”骨の破片を特定。これはアルプス北部で発見されたものとしては、最大のネアンデルタール人の遺骨であった。
一体カニバリズムの形跡はどこに現れていたのだろうか? 研究者によると、骨には切った跡や刻み目状の跡があり、遺体が人間の手によって解体されていたことを示唆しているのだという。これらは表面を傷つけられたり、切り分けられているほか、骨髄も取り除かれていたそうだ。
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ベルギー、トロワジェーム洞窟で発見されたおよそ40,500~45,500年前のネアンデルタール人の遺骨は、少なくとも5人分はある
「こうした痕跡からネアンデルタール人はカニバリズムを行っていたと推測できます」と調査の中心人物の1人、エルベ・ボヘレンス教授。殺害プロセスが儀式の一環としてなされたものかどうかは不明だが、ゴイェで発見された馬とトナカイの亡骸も同じようにして解体されていたという。
これはヨーロッパ北部でネアンデルタール人がカニバリズムを行っていたことを示す初めての証拠である。しかし、スペインのエルシドロンやサファラヤ、あるいはフランスのムウラ=ギュルシーやレプラデルからは古代のカニバリズムの痕跡が以前にも発見されている。
人間の遺体は他の動物と同じように使用されていたようだ。例えば、1本の大腿骨と3本の脛骨は、発掘地にあったネアンデルタール社会では石の形を整える道具として使用されていたと考えられている。
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○大腿骨I(左)には打撃によるくぼみや刻み目がある。大腿骨IIには解体されたことを示す切り傷。大腿骨IIIには石を砕く道具に共通の痕跡が残る。
今回の発見は古代種の生活や習慣について新しい知見をもたらしてくれる。
「こうした人々の行動における大きな差異が一方にあり、他方で絶滅した東部ヨーロッパのネアンデルタール人同士の遺伝的な近さがあります。これらから当時の社会生活とグループ間の交流について様々な疑問が浮かんできます」とボヘレンス教授。
ネアンデルタール人はおよそ3万年前に絶滅した。しかし、一部は初期のホモサピエンスと交配しており、現代人にもその遺伝子の痕跡を見ることができる。
via:cbsnews、livescienceなど、/ translated hiroching / edited hiroching
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