【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#10 夫や姑と自分のしつけの基準の違いに悩んでいます
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第10回のテーマはこちら。
■赤の他人のすれ違い
よく考えてみれば夫や姑は血のつながっていない人、もともとは赤の他人だったんです。しかも、あなたの夫とあなたが育てられてきた家庭環境とは異なります。
だから、一緒に暮らしてみて初めて発覚することも多いです。
例えば、“トイレの蓋を開けたままにしておくか、閉じるか”“食べた食器を下げる、下げない”、“冷暖房の設定温度やテレビの設定音量”、“テレビを見ながら食事をする、しない”など些細なことで違いがあることに気が付きます。
舅・姑が同居していたら尚更です。
子どもが誕生した後、しつけについての価値観や基準の違いの衝突はよく起こることです。最悪な場合、離婚の原因になってしまうこともあります。
また、夫には「仕方がないか」と許せてもわが子にはだらしない夫、あるいは神経質すぎる夫の価値基準を押し付けてほしくはありませんよね。
■「混乱する子どもをつくる」こんなしつけ方針3例
夫婦間でしつけについての考えがたまたまぴったり一致していればいいのですが、そうではなく、それぞれが自分の思いだけでしつけをし始めると子どもは混乱します。
例えば
(1)食事について
ママは「出された食事は残さず食べなさい!」と叱る。
パパは「嫌いなものなんか無理して食べる必要はない!」と許す。
(2)おもちゃについて
ママはおもちゃを買ってやるのは誕生日とクリスマスだけと決めている。
姑は外出するたびに、子どもが欲しがれば湯水のごとくおもちゃを買い与える。
(3)お菓子について
ママは甘いお菓子や添加物が入ったものは出来るだけ食べさせない方針
パパは欲しがれば与え、子どもの目の前でソフトクリームを食後に毎日食べている。
■「しつけの基準」を家族会議で決めよう
子どものために“家族会議”を開きましょう。テーマは“子どもの将来のためのわが家のしつけの基準“です。そのときは譲るところは譲ってお互いの意見に耳を傾けながらルールを決めていきましょう。
○会議の進め方
会議中のルール・・・相手が意見しているときは耳を傾ける。相手の話の腰を折って、割り込んだり否定してはならない。
(例)お題“出された食事を全部食べさせるか、否か”
ママ:「出されたものは残さず全部食べるしつけをしたい。なぜなら……」
パパ:「食べたくないと拒否しているのに無理強いして食べさせなくていい。なぜなら……」
こうして自分の言いたいことを全て吐き出してから話し合うとこんな結論がでるかもしれません。
「じゃあ、子どものためにはどうすればいいだろう?食べきれない量を盛るのは止めて、食べられる量を出して、残さず食べる習慣をつけさせよう。それから苦手な物は一口だけ食べたらOKとしよう」
しつけとは“人に従うものではなく、マナーや社会のルールを学ぶもの”です。
人は楽に流れるもの。子どもでも家族の中で対応が異なれば、“しつけの甘い人”の言うことを聞くようになってしまいます。そして、厳しい人だけが悪者になってしまいます。
子どもの将来のために“わが家ではこれだけは最低限守らせる”という基準を決めましょうね。
【参考】
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』