観光地で記念写真ばかり撮ってる日本人は、幸せの証らしい (3/3ページ)
そんな旅先で出会う美しい光景、たとえば、海原や森林など雄大な自然を撮影した画像を眺めていると、自分が抱えていた悩みがどれほど小さく、無意味だったかに気づかされることもあるだろう。雄大な自然の中に我が身を置くことと同様、こうした画像は人の心に訴えかけ、ダウンした精神状態をポジティブな方向へシフトしてくれるパワーを持っているといえるのではないだろうか。
このことからもわかるように、何度でもくりかえし眺めていたい!と思わせる場面をキャッチし画像に残すことは、無意識のうちに心を満足させていることに通じるのだろう。
元来、自然と密着した生活を送りつつ、生きとし生けるものを尊重する文化を築いてきた日本人は、美しいものを瞬間的に捕らえ、愛で続けることに長けている国民である。忘れ難い光景や建築物、そしてアート作品など、心に響いたものすべてを画像に残すことで心が満たされ、幾度も眺め返すことによって思い出の余韻に浸る過程で、さらに豊かな心がはぐくまれていく……。この心があるからこそ、日本人は、安定した精神が保てるのかもしれない。世界のどこかの観光地に行ってシャッターを切るたびに、「また写真撮ってる!日本人だよ」と揶揄されようとも、旅に出たらまず、シャッターを切ったほうがしあわせになれるのであれば、それに越したことはないといえそうだ。
【参考:画像】
※ Scientias