クロアチアが2敗から驚きの勝利、アメリカを破る [デ杯準々決勝] (2/3ページ)
しかしイズナーはチリッチのサービスを破ることができず、勝負はタイブレークに持ち込まれる。チリッチはタイブレークの後半で、イズナーのサービスからのポイントのいくつかを取ることに成功した。そしてチリッチが11-9とした瞬間に、サイドラインにいたクロアチア陣営が感情を爆発させた。
「間違いなくタフな役割だったが、精神的に僕は踏ん張った」とチリッチ。「僕はものすごく集中していたんだ」。
反対にイズナーは、これで明らかに意気消沈した。
「第1セットは決定的な意味を持っていた。第1セットの僕は間違いなく、自分のほうがいいプレーをしている、自分のほうが上だと感じていた。ところがその努力が結果として実らず、おかげで(精神的)ダメージを受けてしまったんだ。彼は必要なときにいいプレーをしてきた。それが彼に大きな自信を与えたのだと思う」とイズナーは言った。
もっともアメリカの監督であるジム・クーリエは、チリッチが第1セットを取ったあとに流れがクロアチアに有利な方向へ傾いたということには同意していない。
「僕はそんなふうには見ていなかった。第1セットは重要なものとはなり得る…しかし、これらの試合はごくわずかな違いで勝負が分かれるものだ。僕らに有利に進んだいくつかのポイントもあり、僕らはがっかりするかわりに笑みを浮かべて、ここに座っていた」とクーリエは言った。
金曜日の最初の試合で、チリッチはソックから2セットを先取したものの逆転負けを食らった。だが、そのときと違い、この日曜日の試合では気迫を保ち、第3セットの第9ゲームでイズナーのサービスを破って6-4できっちりと試合を終わらせた。
これでチリッチのイズナーに対する対戦成績は6勝0敗となった。
一方、19歳のチョリッチはクロアチアの頼りになるアンカーとなりつつあるようだ。勝負のかかった試合に勝ってチームに勝利をもたらしたのは、これで今年2度目だ。
「正直に言うけど、僕はこの手の状況が好きなんだ」とチョリッチ。「観客から遠く離れた27番コートとかでプレーするより、こういうほうがずっと好きだね。