【海外出産奮闘記#7】暴力的なまでにお腹すく私は“喰婦”…?「次女出産は焼肉の後で!」編 (3/4ページ)

It Mama

■管にまみれるクープ、空腹を訴える

まず陣痛をモニターするものをお腹につけられ、次に栄養剤か何かと、溶連菌用抗生剤の点滴用の針を刺され、管を通されます。さらには脈拍用に指にスポッと何かをはめられました。

そしておもむろに「おしっこ用の管を通すわね」と言われ、もぞもぞと管を通される。コレは不思議なもので、「別に今トイレは行きたくないんだけど」と思っていても、意志に反して膀胱にたまった分が自動的にバッグに流れて溜まる仕組みなのです。

色々ベタベタとつけられて身動きが自由にならず、不愉快のあまりイライラが募ります。「ところでお腹が空いたから、何か買ってきてくれない?」と夫に頼みました。そこで夫はナースに「お腹が空いたらしいんだけど、何か食べてもいいのか」と質問したところ、答えはにべもなく「NO」でした。

なんということ! 深夜からあちこち迷い歩いて、こんなに針をぶすぶす刺されて、これから体力を使うというのに、何も食べられないなんて! 私ことクープは絶望的に落ち込みました。

「こんなにお腹が空いているのに……。ボストンでは何枚もローストビーフが挟まったローストビーフ・サンドイッチをむしゃむしゃ食べながら、陣痛が来るのを待っていたと言うのに……!」

陣痛が来たら何も食べられないのはおそらく病院では当たり前のことなのでしょう。しかしクープにはそんなことは関係ありません。針が痛いし、お腹が空いて死にそうとブツブツ文句を垂れ流す傍ら、夫は待ちくたびれて船を漕ぐ始末。

とにかく早く産んで食べ物にありつきたい。その執念が届いたのか、順調に子宮口は開き、「オーケー、いきんでいいわよ!」とゴーサインが出ました。

■アメリカの出産は「とにかく褒める」!でもクープの私はお腹空いていました。

「よっしゃ!任せて!」とばかりに私はいきみました。アメリカのナースはとにかく褒め上手。「ワオ、素晴らしいわ!」「すっごくいいわよ」「グッドガールね!」「信じられないわ!」などと連呼されいい気分になりながらいきみます。

数回のいきみで次女がスポンと出てくる時、内心私は「お腹空いたー!」と叫びました。次女誕生の瞬間です。

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