【プロ野球】Aクラス目指す楽天と難敵ロッテのアンビリーバブルな激闘を振り返る (2/2ページ)

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■松井裕樹、2試合連続サヨナラ打を浴びる

 両軍34安打25得点の乱打戦となった14日のゲームでは、10年ぶりの9連敗という「禁門の扉」を開けることに……。

 5回表終了時には4点リード。しかし、またもや逃げ切ることができなかった。追いつかれた7回以降は、ロッテ自慢のリリーフ陣が零封リレー。10回裏には松井裕がロッテの代打・井口資仁にサヨナラ打を浴びる。12得点しながら負けたのは球団史上初のことだった。

 翌15日も楽天が4回表までに5点リード。しかし、6回に連続押し出し、満塁被弾など大量7失点。延長11回裏に松井裕が持ちこたえられず、2試合連続のサヨナラ負けを喫した。

 この試合は、星野仙一副会長が現地観戦。その姿をとらえた中継カメラには、顔面に青筋立つ「鬼の形相」が写っていた。

■奇跡のドラマはロッテに勝つことから始まる!

 7月22日からの本拠地3連戦は、あの衝撃以来、約2カ月ぶりとのロッテとの対戦になる。

 東北から奇跡のドラマを紡ぎ出すには、鴎軍団へのリベンジが最低条件。正直、ハラハラドキドキの試合展開はお腹いっぱい。投手陣が試合を作る引き締まった好ゲームを期待したい!

文・柴川友次(しばかわ・ゆうじ)
※信州在住。郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、楽天応援の野球ブロガー。各種記録や指標等で楽天の魅力や特徴、現在地を定点観測するブログを2009年から運営の傍ら、有料メルマガやネットメディアにも寄稿。
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