【プロ野球】2年目のジンクス?西武・高橋光成が迎えた試練のとき (2/2ページ)
■地元・群馬での凱旋登板で打ち込まれる
3勝2敗と調子を上げたなかで迎えたのが、6月24日のロッテ戦だ。
この試合は高橋光の地元、群馬・前橋での開催。凱旋登板といえる一戦だった。試合前から雨が降り続くグラウンドコンディションのなか、先発の高橋光は2回、鈴木大地にソロ本塁打を浴びる。
序盤に失点したももの、高橋光は三者凡退に打ち取った3回から落ち着いた投球を展開。西武打線は、森友哉が1回に先制2ラン、5回にソロ。メヒアが3回にソロと、一発攻勢で高橋光を援護していく。
ところが4点リードで迎えた6回、高橋光はロッテの反撃に遭う。簡単に2死を取るも、そこから3連打。高濱卓也に四球、角中勝也にタイムリーを打たれ、1点差に追い上げられる。デスパイネに四球を与え、満塁のピンチを迎えたところで降板となった。
結局、後を受けた武隈祥太が逆転を許し、高橋光は7失点で敗戦投手に。悔しい凱旋登板となった。
■その後も続いた「魔の6回」
5回まではしっかり抑えるものの、6回に突如崩れてしまう。そんな負の連鎖はその後も続いた。
7月1日の楽天戦は序盤からコントロールに苦しみ、毎回走者を背負う苦しい展開。しかし、キッチリと要所を締める投球でスコアボードに0を並べていった。そして、「魔の6回」を2対0とリードして迎える。
ここで高橋光は無死満塁のピンチを招き、銀次に走者一掃の二塁打を浴びてしまう。試合をひっくり返されたこの一打が決勝点となり、西武は2対3で敗戦。高橋光は4敗目を喫した。
さらに、7月13日の楽天戦でも「魔の6回」の呪縛が続く。
5回までわずか2安打に抑え、打線は5回裏に秋山翔吾、森のタイムリーで2得点。高橋光を援護する。しかし直後の6回表、高橋光は先頭の岡島豪郎に四球、藤田一也に安打を許し、無死一、二塁のピンチを迎えてしまう。
高橋光は「魔の6回」をまたもや堪えきれず、ペレスにタイムリーを浴びる。森の悪送球も重なり、2対2の同点に。悪い流れのまま、サード・金子侑司がウィーラーの打球をファンブルしたところで高橋光は降板。敗戦投手となった高橋光は、5連敗を喫してしまった。
まさに「2年目のジンクス」に陥ってしまった高橋光。まもなく夏の甲子園の季節が始まるが、前橋育英高の2年時に甲子園優勝投手となった高橋光にとっては縁起のいい季節だ。くしくも昨年、4勝を挙げ月間 MVPに輝いたのも8月だった。ここから始まる高橋光成の逆襲に期待したい。
文=武山智史(たけやま・さとし)