沖縄精神に学ぶ、良い加減な生き方「テーゲー思想」とは (2/3ページ)
相手をギリギリまで追い詰めない、突き詰めない、だから自分も追い詰められない。
この考えこそ、沖縄のテーゲー思想なのです。
このテーゲーは沖縄の背骨
このテーゲーがゆとりを生み、ウチナンチューの心の優しさ、精神的な意味での心の豊かさ、ひいては長寿にもつながっていくのではないでしょうか。
テーゲーとは、決して「いい加減」ではなく、「よい加減」の事を言うのです。
沖縄の人々の背骨ともいえる思想です。
ご存知の通り沖縄は、先島諸島に連なる小さな島々の国です。例えば沖縄本島と宮古諸島、八重山諸島では言葉が全く違っています。隣村に行くと言葉が通じない事すら実際にあります。
地縁血縁を大切にするウチナンチューにとって、隣村はある意味近い異国でもあるわけです。それゆえ何か揉め事が起きると、血で血を洗う争いが起きる事もしばしば。
そこで先人たちが平和のために知恵を絞って編み出したのが、偉大なるテーゲー思想だったわけです。
突き詰めて考えると、血の雨が降ってしまう。もう大概(テーゲー)にしよう、と言うわけです。沖縄の人は突き詰めないと言いましたが、たまに良い加減で考えているのですよ。
まさに狭い島国に多民族が暮らしていくための知恵ですね。
「テーゲーは、沖縄社会の軟骨である」と言う名言があります。
骨と骨が触れ合うとギスギスして、骨が折れる。そうならない為に軟骨が必要なのです。まさに、テーゲーは琉球思想の背骨なんですよね。
と言う事は、ウチナンチューの背骨は軟骨で出来ているんですかって?
そうです!そうなんです。
ウチナンチューは、まるでタコのようにくねくねと、自由自在に姿を変え生きてきたのです。それはもう徹底していて、何か厳しいツッコミを入れられても、「なんでかねぇ」とかわし、辛い事があってもナンクルナイサーといって立ち直る。