沖縄精神に学ぶ、良い加減な生き方「テーゲー思想」とは (1/3ページ)

オモタノ

沖縄精神に学ぶ、良い加減な生き方「テーゲー思想」とは
沖縄精神に学ぶ、良い加減な生き方「テーゲー思想」とは

出典:Paylessimages

琉球王朝時代から続く、正統なユタとして延べ20万人のカウンセリングを行っている沖縄の伝説ユタこと「ユタはる」が解く人生の歩きかた。前向きに頑張っている方も、ちょっとお疲れの人も是非、ユタはるさんのメッセージに耳を傾けてみて。

ナンクル精神のお陰で私達ウチナンチューは、戦後の苦しい時代を生き抜くことが出来たのです。ナンクルナイサーと同じくらい沖縄で使われている大切な言葉「テーゲー」。

漢字を当てはめると、「大概」。おおよそ、アバウト。問題を突き詰めて考えず、のんびりと気軽に過ごす楽天主義とでもいうのでしょうか。

こういうと、皆さんは時間にルーズな「沖縄タイム」を生み出したものじゃないか、と思われるでしょう。

実は深い意味があるテーゲー思想とは

ところがこの言葉には、実に深い意味が隠されているのです。

私のところにカウンセリングに来る女性の方の相談で、とても多いのは、「会社をやめたい」という相談です。

人間関係などで悩み、不満を漏らし、もうやってられない、とこぼすのです。

そんな時、私は「明日から行かなければいいさ」そういうと、女性は大概ビックリして私を見て「そんな無責任な事できません」と、口をそろえて言うのです。

でもどうでしょう。そんなことを言ってると、あなた自身が深い悩みに身も心も囚われる事になります。そうすることが、会社にとってもよい事なのでしょうか。

なにも今すぐ逃げ出せとは言っていません。そう、一度割り切る事で、まわりばかり気にする彼女の目を醒ましたかったのです。ヤマトの人たちは常識や道徳に囚われ、自罰的すぎると思います。

ある日カウンセリングに、いじめの問題を抱えた親御さんがやってきました。私は親御さんに、「今すぐ学校をやめさせなさい」すると、「世間の目、対面があるからできない」と言うのです。

「子供の命と、どっちが大切なの」私が真剣に言って、その親御さんは初めて目を醒ましてくれました。

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