足元ばかり見ていないで、星を見上げることを忘れないで。~スティーヴン・ホーキング【科学者の智慧 vol.03】 (2/4ページ)

FUTURUS

Photo credit: @Doug88888 via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA

■ ホーキング博士はシニカルな無神論者か?

ホーキング博士は著書(レナード・ムロディナウとの共著)『ホーキング、宇宙と人間を語る(The Grand Design)』のなかで「創造主なしでも宇宙は誕生できる」と記述している。
これは「宇宙は神が想像した」とする宗教界の主張とは相容れないもので、ロイターはこの記述に対して「宗教界から批判を浴びている」と報道している。

では、彼は「死後の世界」についてはどのように考えているのだろうか?
ちょっと興味深い発言がある。同じくロイターによれば、ホーキング博士は自身の「死後の世界」観についてこう述べた。

I regard the brain as a computer which will stop working when its components fail.
There is no heaven or afterlife for broken down computers; that is a fairy story for people who are afraid of the dark.

「私は、脳とはコンピューターみたいなものだと思っている。脳の活動停止(つまり死)はコンピューターが壊れるようなもの。壊れたコンピューターに天国も来世もありはしない。つまり、それらは闇を恐れる人々のためのおとぎ話だよ。(訳:FUTURUS編集部)」

この言葉だけを聞けば、多くの人は「この人は天才かもしれないが、なんてシニカルな厭世観の持ち主だろう」と感じるかもしれない。
だが、僕は決してそうではないと思う。その理由を述べよう。

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