会社人としての3つの行動指針に基づく「5分間の原則」の重要性 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

しかし、そのことを踏まえながら本書を読み進めると、ひとつの重要なことに気づきます。

著者が「すぐにやる」ことをステレオタイプに把握するのではなく、“深く”理解しているということ。たとえばそのいい例が、「5分間の原則」についての考え方です。

■約束の「5分前」に到着する理由

著者は、人と会うときは、遅くとも約束の時刻の5分前には面会場所に到着するという習慣が身についているそうです。

かつて自分が他の人と待ち合わせたとき、相手の人が5分遅れてきたら、15分も20分も待たされたように長く感じたことがたびたびあったのだとか。特に若いころは、そうした他人の遅れを「許せない」と感じたこともあったといいます。

しかし商談をするにしても、会食をするにしても、スタート前から相手に「許せない」と思われては、話が気持ちよくスムーズに進むはずもありません。

だから、「自分は人からそのように思われたくない」「スタートから負い目を感じたくない」という思いから、5分前に到着する習慣を身につけたというのです。

陸上のトラック競技や水泳では、スタート・ダッシュに失敗すると、その後、いくら懸命にがんばっても最初の出遅れを取りも載せないことがあるもの。

同じように「約束の時間」は、それ単独で存在するわけではありません。その後に10分間、30分間、1時間、それ以上かかるかもしれない仕事が待っている。そのことを忘れるべきではないと著者はいいます。

約束の時間は、あらゆる仕事がはじまるスタート時間でもあります。事実、著者も約束の時間に遅れないことで、よいスタートを切ることができ、仕事がうまくいった経験が何度もあるそうです。

■人に待たされることも悪くない!

ここで著者は、官庁へ審査を受けるための書類を提出しに行った時のエピソードを紹介しています。

審査担当者のところへも約束の5分前に行くわけですが、担当者に急用ができ、15分、30分、ときには1時間待たされることもしばしばあったのだそうです。

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