会社人としての3つの行動指針に基づく「5分間の原則」の重要性 (3/3ページ)
相手が遅れるのが常習なら、遅れることを想定し、少し遅く行くほうが効率的だという考え方もあるでしょう。
しかし著者は、いくら相手が遅れても決して短気を起こさず、催促もせず、じーっと座って待ち続けるようにしていたのだといいます。理由は、それが審査の結果によい影響を与えることに気づいたから。
誰しも、人を待たせると後ろめたい気持ちになり、相手に対して少しやさしくなるもの。
お役人も例外ではなく、少し長く待つだけで、気持ちのうえでも仕事のうえでも、こちらが有利になることがあったというのです。少なくとも、審査がスムーズに進むことだけはたしかだったとか。
そして、この体験がべースとなって、30代以降の著者は「人に待たされることも決して悪いことではない」と思えるようになったのだそうです。
そして「5分間の原則を守る」ことで、仕事によい結果を生み、時間を有効に使えるのだといいます。
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上記の話は、一見すると「すぐにやる」こととは無縁のようにも思えます。しかし、その根底にあるものが「正確さ」「迅速さ」「誠実さ」であることを思い出してみれば、すべての考えが線としてつながることがわかるはず。
つまり、まず守るべき「3つのモットー」があって初めて、「すぐにやる」ことを現実化できるというわけです。これは、仕事と向き合ううえで、とても大切なことではないでしょうか?
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※金児昭(2016)『「すぐやる人」になれば仕事はすべてうまくいく』あさ出版