「弱い子」が増えている原因は親にあった?たくましい子になる“心の育て方”とは
自分の子はたくましく育ってほしいもの。
とはいえ、すぐ泣いてしまう子や、何事もできないと思ってやらない子など、いろいろいるかと思います。
箕浦健治の著書『4歳~9歳で生きる基礎力が決まる!花まる学習式一人でできる子の育て方』には、「うちの子“弱いな”と感じた時はどんなときか?」という親の回答例がありました。
いくつかご紹介しますが、みなさんのお子さんで当てはまるものはありますでしょうか。
・すぐ泣く
・すぐやめてしまう
・「いやだ」「やめて」が言えない、言い返せない
・友達の輪に入れない、声をかけられない
・新しいことをしたがらない、挑戦できない
・ケンカができない
・親から離れられない
どんな子にも当てはまることが多いと思いますが、これは本当に“弱い”のでしょうか? また、子どもがたくましく育つにはどんな接し方をすればいいのか?
筆者の経験もふまえ、たくましく子どもを育てる方法をご紹介します。
■本当に弱い子はいない
先ほどの親の回答は“親の基準”であり、本当に子どもが弱いわけではありません。
子どもは、もしかしたら「いやだ」と言ったら相手が傷つくと考えているのかもしれませんし、実は少しずつ勇気を出してきている可能性だってあります。
親がそうあってほしいと思ってるからそう見えるだけですし、上記の話だと子ども自身が言ったらよくないと思っているからであって、もともと弱い子というのはいないのではないでしょうか?
しかし、親の接し方によっては、“弱い子のまま”になってしまいます。
■なぜ弱い子が生まれるのか?
親の基準で弱い子というのは、積極的になれない子が挙げられます。
これは自分に自信が持てなかったり、“自己肯定感”が低い子だったりします。
親が子どものやることに対して、「ダメ!」とか「全然できないじゃん」と子どもを否定していたり、子どもが甘えてくる隙がない態度をとっていると、そのような子になってしまいます。
そうなると、何をするにしても「自分はどうせダメなんだ……」と思ってしまってチャレンジができなくなります。
もう1つは、逆に甘やかしすぎて“過保護”に育ててしまう場合です。
何でも親が決めてしまう。失敗やケガをする前に親が手を出す。
そうなると、子どもは何でも親がやってくれるので、自分で判断をせずに親に任せてばかりいますし、失敗したときに立ち直れなくなってしまいます。
■たくましい心の育て方
たくましい心があれば、逆境に負けず、自分の可能性を信じてどんどんチャレンジすることができます。
それでは、親がどう子どもに接したら、たくましい子が育つのでしょうか?
それは「子どものことを信じてあげること」が大事です。
子どものやることを信じて、多少のことなら手を出さず見守る。
そして、「○○ならできるよ!」と応援してあげることが子どものやる気につながります。
また達成したときには「ほら、ちゃんとできた!」「よかったね!」と子どもの行動を認めれば、自信をつけ、次の行動につながっていきますので、チャレンジする心を育むことができます。
子どもは親が思っている以上に失敗したとしても自分で考えて立ち直れるものです。
もし立ち直れなかったら、少し手を貸してあげれば、それで十分ではないでしょうか。
筆者の子どももちょっと恥ずかしがり屋なのか、自分から話かけるのがすごい苦手でした。
挨拶もできなかったのですが、毎日ちょっとでも前に進んだことがあったら、「できた!」と応援してあげているうちにどんどん積極的に発言できるようになっていきました。
まだまだ恥ずかしがり屋ですが、自分の言いたいことを少しは主張できるようになっています。
子どものことを信じて親がそっと支えていけば、子どもは自然と成長していくと思います。
【画像・参考】
※ altanaka、Marcel Jancovic / Shutterstock
※ 箕浦健治『4歳~9歳で生きる基礎力が決まる!花まる学習式一人でできる子の育て方』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 三尾 幸司・・・1979年生まれ。3児のパパ。某IT企業で営業をしながら、ワークライフバランスを実現し、たまに組織改革やダイバーシティ、女性活用などの推進に取り組み。また、NPO法人コヂカラ・ニッポンのメンバーとして、コヂカラMBAプロジェクトを進めており、子ども向けのキャリア教育やビジネスワークショップを実施。大手企業の社員の子どもや沖縄の高校生など、幅広く講演やワークショップを実施。
プライベートでは小中一貫校のPTA会長(4年目)として活動中。今までに1,000冊以上読んだ育児書やビジネス書のノウハウを元に、Blogや雑誌に子育てや教育に関する記事を寄稿し、子育てに関わる人の支援やアドバイス、将来の日本を支える子どもの教育や育成に力を入れている。AERA、Bonjureaha、サカイクなど寄稿多数。3人の子育てに毎日楽しくバタバタしてます。