「どうしてママにはおっぱいがあるの?」子どもが“性への興味”を持ったときのNG対応・スマート対応

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「どうしてママにはおっぱいがあるの?」子どもが“性への興味”を持ったときのNG対応・スマート対応

小さい子どもを持つママ・パパが、いずれは考えなければいけないことのひとつが、“性教育”。

とはいえ、「うちの子はまだまだ」「小学生になってからで大丈夫」なんて悠長に構えている方は多いのではないでしょうか?

子どもが性に興味を持ち出す年齢って、意外と早いようですよ。

特に、未就園児では、男の子より、女の子のほうが性に対して敏感なようです。筆者のママ友の子どもも女の子の場合、3歳児で早くも「赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?」と訊いてきたり、タブレットで偶然出産シーンの動画を開いてしまい、真剣に観ていたなんてこともよく聞きます。

小学校に上がる前の子どもに対しての性教育、ママとパパは、どんな心構えで対応をすればいいのでしょうか?

今日は、コミュニケーションライターの筆者が、「子どもが性への興味を持ったときの両親のNG対応・スマート対応」についてお伝えします。

■急に女っぽくなる幼稚園児…性の差を意識し始めるのは2歳から!?

男の子と女の子の違いを科学的に分析したリーズ・エリオットの著書、『女の子脳 男の子脳 – 神経科学から見る子どもの育て方』によると、「男の子と女の子の隔たりは2歳から6歳のあいだで飛躍的に広がる」と書かれています。

そしてそれは、後に現れるよりずっとハッキリしているそうです。

男の子と女の子の差は、遺伝子やホルモンの影響など生まれつきな部分もありますが、多くは親や周りの大人が与えるおもちゃや、テレビなど“環境的な要因”によって決定づけられると言います。

確かに、日本でもおもちゃ売り場は女の子用・男の子用と明確に分けられていますし、幼稚園児が好んで見る子ども用アニメもそうですよね。

子どもがこの時期に急に女っぽくなったり、男っぽくなったり、“性差”を意識し始めるのは、必然的といえます。

そして、「自分は女の子」「自分は男の子」という性差を認識し始めると、出てくるのが、「どうして男の子には“おちんちん”がついているの?」「どうしてママには“おっぱい”があるの?」「赤ちゃんはどうやって(どこから)産まれるの?」という性に対する疑問です。

幼児期の子どもというのは、とにかくなんでも疑問に思ったことは「なんで?」「どうして?」とすぐ口に出して親に質問するもの。

性にまつわる具体的な質問やきわどい質問を受けて、親として戸惑う時期というのは、もうすぐそこまで来ているかもしれません。

■幼稚園児が性へ興味を持ったときのNG対応3つ

(1)「言っちゃダメ!」と叱る・怒る

昔からなぜか、性のことは「あまり口にしてはいけない」「恥ずかしいこと」として捉えられてきました。なので、子どもが性に関する質問をしてきたら、「そんなこと言っちゃダメ!」とつい叱ってしまう方は多いかもしれません。

でも、禁止されれば禁止されるほど、気になるのが人間の心理。子どもだとなおさらです。

幼児期の「どうして?」に親がきちんと向きわないと、興味だけが先走り、間違った情報を得てしまうこともありえます。

あまりにきわどい質問だとつい頭が“カッ”となってしまうこともあるかもしれませんが、「疑問に思うのは当然のこと」と理解し、叱ったり怒ったりするのはやめましょう。

(2)「先生に聞いたら?」とはぐらかす

性にまつわる質問を受けたとき、「ママちょっと分からないな~」「パパ(幼稚園の先生)に聞いてみたら?」などとはぐらかすママも多いようが、これもNGです。

筆者の友人は、小さい頃に母親に「赤ちゃんはどこから産まれてくるの?」と聞いて、「さあ、なんでだろう」とサラッとはぐらかされたのを、ずっと覚えているそうです。

はぐらかされると、叱られたり怒られたりしたときと同様、気になるのが人間の心理だということを覚えておきましょう。

(3)最良とは限らないのに「正しい答え」を探す

人は、質問をされると、正しい答えを伝えようとします。正しい答えを伝えようとすると、親としてどう伝えようか? という戸惑いやプレッシャーが生まれます。

それが子どもに伝わり、よけいに疑問に思う気持ちに拍車がかかることになるんですよ。子どもの質問……特に幼児期の子どもの質問には、“正しい答えが最良の答え”とは限らないのです。

■子どもが性に関する質問をしてきたときの「スマート対応」は2択

(1)疑問に対し、共感する

まずは、しっかり子どもの気持ちを“受け止める”ことが大事です。

「そうなんだ。○○ちゃんは、なんで男の子に“おちんちん”がついているか疑問なんだね」このように親に疑問に思う自分の気持ちをしっかり共感してもらうだけで、子どもの気持ちは落ち着きます。

(2)答えは1つではない、ママ・パパの自分なりの答えを伝える

答えるときは、正しい答えを探そうとするのではく、“自分なりの答え”を探しましょう。

たとえば、筆者の周りの友人たちに話を聞いてみると、性に関する質問で、一番多くて親が困る質問が、「赤ちゃんはどこから産まれてくるの?」というもの。

この場合、「お腹からだよ」と答える方法もあれば、「おしっことうんちが出てくる穴の間だよ」と答えるという方法もあります。

また、「パパが運んできた種と、ママの卵が、ママのお腹の中で一緒になって、産まれてくるんだよ」という答え方もあるでしょう。答えはひとつではありません。

自分と、子どもが納得できるような答えを見つけて伝えてあげましょう。いざそんな質問が来たときように夫婦で話し合っておくことも大切です。

いかがでしたか。

性にまつわる質問というのは、親として本当に戸惑いますよね。幼稚園児ぐらいの子どもはストレートなので、よけいにそう感じると思います。

でも、子どもの疑問というのは、親にきちんと受け止めてもらった時点でかなり解消されるもの。叱ったり怒ったり、はぐらかすのではなく、まずはしっかり共感してあげることを忘れないでくださいね。

【参考】

※ LuckyImages、VGstockstudio / Shutterstock

※ リーズ・エリオット 『女の子脳 男の子脳 – 神経科学から見る子どもの育て方』 – NHK出版

【著者略歴】

※ 黄本恵子・・・3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。RIRA認定ルーシーダットンインストラクター。

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